自宅をオフィスに! PCまわりの最強アイテムは?
このご時世、テレワーク続行中という方も多いと思います。ノートパソコン1台あればたしかに家でも仕事はできますが、小さな画面とキーボードで、長時間の作業は疲れますよね。
そこでこの機会に、「見る」「入力する」「つなぐ」「ためる」の周辺機器を見直してみて、オフィス並み、いやオフィス以上のワークスペースを作ってみませんか?
今回ご紹介するのは、パソコンの空き容量が少ないとき、手軽にストレージ容量を増やせる外付けHDDです。
ハードディスクは容量単価が安い6~8TBが狙い目
ストレージの主役は速さと大容量化によってSSDに移行しています。しかし、いくら大容量化が進んでいるといってもSSDは大容量になるほど容量単価が上がり、コスパが悪くなります。そのため、パソコン本体のバックアップや動画編集、画像素材の保存といった用途ではHDDが今も現役です。
HDDも大容量化が進んでおり、今では16TBもの製品が選択できます。しかし、容量の大きさと容量あたりの単価を考慮すると、中間の6~8TBがコスパに優れています。HDDは、容量単価の安い製品を選びましょう。
代表的なHDDの容量単価
上の表は、ウエスタンデジタル社のHDDを例にした1GBあたりの容量単価を比べたもの。4TBのHDDを2台買うよりは、8TBを1台買ったほうが約2000円お得なことがわかります。
今回は、次のようなテストを行い、おすすめの外付けHDD3製品をピックアップしました。
▼テスト内容
・読み込み・書き込み速度を実測
・機能やサイズ、保証期間、価格なども採点
それでは、結果を見ていくことにしましょう。
低価格なのに高性能なシーゲイト「STEB8000301」
シーゲイト
STEB8000301
実勢価格:1万7980円
Amazon.co.jp限定
サイズ・質量:W36.6×H120.6×D176mm・948g インターフェース:USB3.0(Type-A to MicroB) 容量:8TB 保証期間:3年 家電対応:あり ソフト:あり LED:あり 内蔵HDD:ST8000DM004-2CX188
▼テスト結果
読み込み:206.37MB/s
書き込み:197.97MB/s
79点/100点
シーゲイト「STEB8000301」は、総合力でトップのコスパがいい外付けHDD。PCのバックアップなどに最適で、使いやすいソフトも付属します。家電への対応確認は未公開ですが、PCで使う分には全く気になりません。
放熱口が模様に見える工夫があります。
コスパがいいバッファロー「HD-AD8U3」
バッファロー
HD-AD8U3
実勢価格:1万7980円
▼テスト結果
読み込み:193.36MB/s
書き込み:186.04MB/s
70点/100点
バッファロー「HD-AD8U3」は、動作確認済みの家電機器が多く、価格も安いHDDです。
最安で使うならロジテック「LGB-EKU3」
ロジテック
LGB-EKU3
実勢価格:1880円
HDD別売(※ST8000DM004で検証)
▼テスト結果
読み込み:193.18MB/s
書き込み:191.06MB/s
69点/100点
ロジテック「LGB-EKU3」は、HDD本体は別売りのHDDケース。最安価格で組めます。
ちなみに大容量と安全性を追求するなら「NAS」がおすすめです。「NAS」とは、USBではなくルーターなどを介してネットワークに接続する外付けHDDです。
転送速度は遅めですが、ネットワーク経由で家中のパソコンやスマホなどから有線LANやWi-Fiでアクセス可能。さらに会社や出張先から遠隔操作もできます。キット形式で販売されており、HDDを自分で買って組み込みます。
大容量と安全性を追求するなら「TS-251D」
QNAP
TS-251D
実勢価格:3万3531円
サイズ・重量:W105×H168×D226mm・1.48kg ドライブベイ:HDD/SSD×2 対応RAID:RAID 0・1/+hotspare/global hot spare 端子:USB 2.0×3、USB 3.2×2、HDMI
QNAP「TS-251D」はHDDを2台搭載可能。同じデータを両方のHDDに書き込むので、仮に1台のHDDが故障してもデータは保護されます。
NASは転送速度が遅めですが、本機は別売の拡張カードで有線LANの転送速度を向上させることもできます。また、動画再生機能も搭載しています。
以上、大容量のバックアップにおすすめの外付けHDD3+NASでした。
まだまだ続きそうなテレワーク。この機会に仕事環境を整えてみるのもよさそうですね。