歯科医が考案した脅威の道具 瞬間接着剤の不満を一気に解消
「意外と固定時間が長い」「指にくっつくのがこわい」といった瞬間接着剤の不満を一気に解消してくれるのが、Kickster発の「BONDIC」です。創始者のカナダの歯科医が最新治療法「ダイレクトボンディング」からヒントを得て開発したそうです。歯の詰め物をするときなどに使われる液体プラスチックを応用した接着剤で、紫外線を当てるとわずか5秒で硬化します。
それがこちら。
Bondic
BONDIC
実勢価格:2608円
接着箇所をキレイにして、液体プラスチック剤を塗布。硬化し、形成という4ステップで完了といいますが……
実際どんなものなんでしょう? 編集部で試してみると、じつにユニークかつ強力なシロモノであることが判明しました!
壊れたメガネをBONDICで 補修してみました
無造作にその辺に置いたメガネやペンなどを踏んづけて壊れてしまったことありませんか? メガネの細いツルの部分はかなり折れやすいんですよね……。例えばこんなふうに。
まずは割れた箇所をキレイにして、黒のペン型の容器から液体プラスチック剤を塗ります。ちなみに、BONDICとはこの液体を指します。まんべんなく塗り終えたら液剤にUV LEDライトを照射して固定します。
紫外線を5秒当てると液剤はカチカチになりました!
紫外線を当てないと固まらないので、時間に追われたりへんな所に引っ付いたりしないのがいいんです!
ぼろぼろのケーブルも ガッチリ補修!
ケーブルが丸見えになったライトニングケーブルもPVC(ポリ塩化ビニル)にも使えるので、破れてしまった傷ごと補修できます。
まずはBONDICを塗り、紫外線で固定します。
こんな感じになりましたが、まだまだ手を緩めません。
その上から再度、固定していくと……
超ガッチガチになりました! これはスゴい!
ちょっとわかりにくいですが、プラスチック製のペンキャップも復活できました!
公式HPを見ると……
木、金属、PVC、スチール、ゴム、配線、セラミック、フィギュア、ビニール、ケブラー、ポリプロピレン、皮革など様々な素材に対応しています。
また、瞬間接着剤の多くは1度使うと、どんなに保存状態が良くても白くなって残りが使えないなんてことがありましたが、BONDICにはその心配は一切ありません。内容量4グラム、約80滴すべてを使い切れます。ちょっと高いなぁと思う人でもずっと使えると思えば、決して高い買い物ではありません。
初めてでもじっくり作業できて、汎用性も高い! 身近に何か破損したものがあるならば、ぜひお試しを!