ネジ山がつぶれても諦めなくていいんです
「ネジが硬すぎてドライバーが回ってしまいネジ山がぐちゃぐちゃ」「経年劣化のサビでネジ山がなくなり、手も足も出ない」そんな“困った!”を解消してくれる工具があること、ご存知ですか?
もう、潰れたネジを前に舌打ちしたり、見ないフリをしなくてもいいんです。コレさえあれば、スッキリ解決するのですから……!
つぶれたネジはつまんではずす!
エンジニア
ネジザウルス M2
実勢価格:1573円
一見、ふつうのペンチのようですが、先端に刻まれた縦ミゾの効果で、壊れたネジ山をしっかりと掴み、そのまま強引にネジを回せるという斬新な機能を持つ工具がこちらです。
DIYファンの間では定番的な逸品ではありますが、初体験時には、「お、おおっ!」と声が漏れるほど(私の場合)思いがけない力強さに驚くこと請け合いです。
得意なのはちょこんと頭が出ているネジ。
どんなに小さくてもちょっと頭が引っかかれば……
この通りしっかりと挟み込んでクイッと回せます。
繰り返しますが、この“わずか”な出っ張りさえあれば、力強いホールド性でネジを取り除くことができます。この感覚はぜひお試しいただきたいものです。
しかし、ネジザウルスにも弱点があります。それは、先端が平べったい「皿ネジ」と呼ばれるもの。このネジの山が潰れた時は、諦めるしかない……わけではありません。
こちらをご覧ください。
皿ネジならこちらにおまかせ
エンジニア
ネジバズーカ DBZ-55B
実勢価格:2509円
やっかいな潰れた皿ネジ。どこにも引っかかりがないからネジザウルスでも取りようがない……ときは、ネジザウルスの兄弟機ともいえる「ネジバズーカ」の出番です。
先述したネジザウルスが「ネジを掴む」様式であるのに対し、こちらは潰れたネジ山に突き刺す様式。3種類のビット(先端部アタッチメント)を使い分けることで、様々な潰れ皿ネジに対応することができます。
ちなみに、皿ネジだけでなく、六角穴付きネジにも対応します。
ネジ山の潰れが軽いときは、グリップをつけたまま体重をかけて押し回せばグリっとネジが外れます。
損傷の激しいネジは、グリップを外してハンマーをで叩くという力技で対応。軽く打ち込んだあと、グリップをつけて押し付けるようにして一気に回せば、悲惨な状態のネジでも取り外すことが可能です。
有能であることはもちろん、ボロボロのネジがクイックイッと回りながら上がってくるのは快感に近いものがあります。みなさまも、ぜひこの感覚、味わっていただけましたら幸いです!