欧米化に需要なフリース壁紙は じつはAmazonで買えます!
壁紙を貼れば、そりゃあ部屋の雰囲気は超変わるだろうけど、そもそもウチは賃貸だしそんなチャレンジはできないよ……とお嘆きのアナタ、まだ試合(賃貸契約)は終わっていません!
そうなんです。賃貸だろうが、持ち家だろうが、壁紙ってじつは超カンタンに貼りかえられちゃうんです!
まず大事なのは、[フリース(不織布)壁紙]をつかうこと。日本で一般的に使われているビニール壁紙を貼り替えるのは素人にはレベルが高すぎるうえ、原状回復ができません。しかし、フリース壁紙は弱いのりでもしっかり貼れて、ふやけたり破れたりもしにくい性質ですので、現在貼ってある壁紙の上から貼れて、かつカンタンにはがせるのです。そのため、賃貸でも気軽に使えるわけです。
ちなみに、フリース壁紙は輸入製品が多いので、若干お高いのですが、個性的というか、派手というか。部屋の雰囲気を一変させるパワーがあります。Amazonでも売ってますので、ぜひご覧ください。
※写真をクリックすると製品ページにジャンプします。
お試しとしてならお値段的にも手頃では。グラデーションが部屋に奥行きを与えてくれます。
男の子の部屋にピッタリなクルマ柄。海外の映画だと、こういうの、よく見ますよね。
一転、こちらは女の子にピッタリな小さな花柄。coordonneというスペインのメーカーの品です。
オランダのEijffingerというメーカー品。なんとエレガントな……。
カラフルなストライプは、インテリアの質も問われそう。上級者向きですね。
フリース壁紙を検索するコツ
アマゾンで「輸入壁紙」「不織布(ふしょくふ)」「のりなし」で検索するといろいろ出てきますので、ぜひお好みのものをお探しください。ちなみに、壁紙の素材ごとの特徴はこのようになっております。
フリース壁紙
水に伸びにくい化学繊維で作られているので、施工がラクです
シール壁紙
壁紙をそのまま貼付けられますが、フリースより下地へのダメージが大きいものが多いです
ビニール壁紙
低価格ですが貼り付け難度が高く、使用するのりも限定されます
その壁紙を貼る[のり]も重要です ここでは5製品の、のりをテストしました!
いかにフリース壁紙がラクに貼ってはがせるとはいえ、元の壁にキズをつけてしまうような「強すぎるのり」では賃貸はもちろん、持ち家や家具などに貼るのもためらわれます。
そこで、より確実な壁紙変更に伴う模様替えを行うため、もっとも重要である壁紙のりについてテストを敢行しました。
全5種類ののりについて、[跡が残らない]ことをテーマにテストしてみたところ、フリース壁紙との相性が素晴らしく、かつ壁にも優しいモノを発見しましたので、ご報告します!
ちなみに、最後にベストバイのりを用いた壁紙の貼りかたも掲載しますので、ぜひお楽しみください。
[テスト方法]実際に部屋に貼って はがして確かめました!
フリース壁紙を対象に、全5種類ののりをテスト。「貼りやすさ」と「はがしやすさ」に着目して、実際に2m×3mほどの壁一面に壁紙を貼る・はがすという行程をすませた上で評価を加えました。
安い! カンタン! はがれる! 3拍子揃った英国のりがベスト!
GRAHAM & BROWN
スーパーフレスコイージー・ウォールペーパーペースト
実勢価格:972円
粉末をぬるま湯に溶かして作成したのりをそのまま壁に塗っていき、その後、壁紙を貼りつけるという行程です。ローラーやはけを併用することで、広い場所でもラクラク塗っていけました。
はがす際はペリっとカンタンにはがれ、壁へのダメージもなし。はがした後に、若干、のりが残りましたが、水ぶきだけでサッと取れました。
このカンタンさ、はがしやすさ、そして安さ。ズバリ今回のベストです!
ラクチン&はがれ感はバッチリ でもちょっと高いので次点!
(画像をクリックすると購入ページへ移動します)
フィル
マタハルくん
実勢価格:2362円
ローラーで壁紙の裏に塗り付けると、壁紙が巨大なシールのような感じになるタイプです。HPには「ふせんのように、貼ってはがして、また貼れる」とありますが、実際の使用感もその通りでスイスイ貼っていけます。
壁にダメージを与えない点はもちろん、のりがあらかじめペースト状になっていたり、袋にキャップがついているので使用途中でも保管できるなど、上記のスーパーフレスコイージーには無い利点もありますが、のりが乾くまで半日ほどかかるというデメリットや、そもそもの価格差がありますので……次点とさせていただきました。
C評価: 作業はラクだけど
壁紙に対しては小さすぎます
(画像をクリックすると購入ページへ移動します)
Wal-pi
Wal-pi
実勢価格:100円
テープのりのような感覚で貼れるので、手が汚れず作業ははかどります。また、意外と粘着力がありますが、はがす際にも壁紙は無事でした。
が、しかし! 「32m巻」なのですが、コレが案外すぐに使い終わってしまうのです。HPにあるとおり、「家具やドアのリメイク」には向いているのですが、面積の大きな場所が対象と考えると、上記2つののりには及びません。
安くて手軽ではあるんですけどね……
D評価: ムラが出やすいスプレータイプ
はがすのも一苦労です
3M
スコッチ スプレーのり55 ミニ缶(50ml)
実勢価格:480円
スプレータイプでたいへん気軽ではありますが、どうしてもムラが出てしまいました。のりが少ない場所はしっかり貼れず、逆に、多すぎる部分ははがす時にかなり慎重な作業を求められます。
DIYファンが壁紙貼りに使用することが多いのですが、壁紙など巨大なものを対象にするのはちょっと難しい上級者向け……そんな印象です。
E評価: 貼りにくく、はがしにくい
壁紙には向いていません
3M
スコッチ はがせる両面テープ 強力薄手 SRE-19
実勢価格:533円
両面テープの名作も試してみましたが、やはり壁紙は対象外!? 両面テープとしては使いやすいのですが、シワを延ばす際には貼り直しが必要だったり、壁に後が残ってしまいがちでした。
粘着力の高さが、逆にデメリットになってしまったという好例です。
[実演]ひとりぼっちでも 2時間で2m×3mが完成!
ではここで、実際にスーパーフレスコイージーを使った壁紙貼りをダイジェストでご紹介します!
作業自体に難しさはないのですが、壁一面を相手にするのは大仕事。何日かに分けて貼っていくことをオススメします。
粉末状になっていますので、ぬるま湯でダマがなくなるまでかき混ぜます。泡立て器をつかうとラクでした。
のりができたら、ローラーやハケを使って陰にのりを塗っていきます。ちょっと多めくらいが丁度です。
壁紙はあらかじめ切っておくとラク。少し余るように貼っていくのがポイントです。
シワを延ばすヘラ的なものは絶対あった方がいいです。
2m×3mほどの壁紙が2時間で終了!
DIYマニアの部屋でタマに見かける欧米風の雰囲気って、壁紙を変えるだけでカンタンに実現できちゃうんです。コレはひとつ、チャレンジしてみるときが来たのではないでしょうか?