繰り返す「散らかループ」から脱出したい!

ビフォアアフター

自分では頑張っているつもりなのに、家のものはいつの間にか行方不明。リビングや玄関、クローゼットも、片づけてもまたすぐ散らかってしまうのはどうしてなんでしょうか。

そんなお悩みから解放される収納テクをご紹介。ポイントは「片付けテク」と「収納アイテム」です。

そこで今回は、ごちゃごちゃになりがちなカラーボックスをスッキリさせる方法をプロにお聞きしました。

散らかりは“つい前置きすること”が原因でした

カラーボックスにものを収納するときは、手の届きやすいところにどんどん前置きしていきがち。

この習慣を改善しないと、「片づかない」→「掃除しにくい」→「散らかる」というループから抜け出せません。

ループ1:前置きすると、奥のものが取り出しにくい

棚に前置きする

手前にどんどん、ものを積み上げていませんか。見えにくい奥のものを取り出そうとして、手前のものが倒れてしまうことも。

吉川圭子 氏
ライフオーガナイザー
吉川圭子 氏 のコメント

たくさん直置きはズボラさんはNG

ループ2:ゴチャ見えして景観悪し

掃除用具が丸見え

衛生用品や掃除グッズ、丸出しになっていませんか。パッと見で目に入るものの数が多いと、部屋全体が散らかっている印象に。

さらに、棚の高さギリギリまでものを詰めてしまうと、取り出しにくいし散らかって見えてしまいます。

ものを入れる定位置を決めましょう

まずはカラーボックスの段ごとに、何を置くのかざっくり定位置を決めましょう。何段目に何を置くか決めるポイントは、使う頻度と重さです!

1段目:出し入れが多い衛生用品

カラーボックス1段目

1段目には、1番よく使うものは、すぐ取り出せる場所に入れましょう。

立ったまま手が届く1段目には、ウェットティッシュや消毒用アルコールなど、日に何度も使う衛生用品をセット。

2段目:週に2~3回使うお掃除グッズ

カラーボックス2段目

2段目には、まあまあの頻度で使うものをまとめて収納しましょう。

少しかがんで取り出す2段目には、お掃除グッズ。まとめて入れれば、掃除のときにインボックスごと運べてラクちんです。

3段目:重くてたまに使う工具・梱包類

カラーボックス3段目

3段目には重い工具類など重しになるものを置きましょう。カラーボックスが安定しますし、地震が起きても安全です。ただしホコリが入りやすいので、衛生を気にしなくていいものを置きましょう。
 

浅型インボックス9製品の使いやすさを比較

ものの置き場を決めても、奥のものがすぐに取り出せないと悪循環に陥りがち。

▼悪循環ポイント
・とりあえず詰め込んだ塗り薬や飲み薬がゴチャゴチャ
・棚の中でどんどんものが重なっていく
・使いにくい段は何も入れなくなってスカスカ


そこでおすすめしたいのが、「浅型のインボックス」です。引出しのようにサッと引いて、奥のものも取り出しやすいですよ。

そこで、今回はニトリや100均、無印良品など人気のインボックスやファイルボックス9製品「デザイン」「サイズ感」「出し入れのしやすさ」で比較してみました。

ニトリ「収納ケース Nインボックス(W)ハーフ(ホワイト)」

ニトリ「収納ケース Nインボックス(W)ハーフ(ホワイト)」イメージ

ニトリ
収納ケース Nインボックス(W)ハーフ(ホワイト)
実勢価格:670円


サイズ:W38.9×D26.6×H12cm

▼検証結果
デザイン:◎+
サイズ:◎+
出し入れ:◎+


よく使う日用品を収納するインボックスは中のものがチラ見えする浅型のタイプだと、使いやすくて見た目もスッキリします。

ニトリ「収納ケース Nインボックス(W)ハーフ(ホワイト)」は、カラーボックスにぴったりのサイズで、余計な凹凸がなく、収納力が抜群でした。

ポイント1:持ち手が幅広

ニトリ「収納ケース Nインボックス(W)ハーフ(ホワイト)」は持ち手が広い

持ち手が幅広だと、インボックスのなかに重いものを入れても引き出しやすいです。ニトリ「収納ケース Nインボックス(W)ハーフ(ホワイト)」は、指が4本入って引き出しやすかったです!

ポイント2:カラーの統一感

カラーボックスと同じような色なので、まとまりが出ておしゃれでした。

サンカ「squ+ INBOX M ホワイト」

サンカ「squ+ INBOX M ホワイト」のイメージ

サンカ
squ+ INBOX M ホワイト
実勢価格:712円


サイズ:W38.9×D26.6×H12cm

▼検証結果
デザイン:◎
サイズ:◎+
出し入れ:◎+


サンカ「squ+ INBOX M ホワイト」は、前後の動きがスムーズで丈夫。さらに、中のものがほどよく隠れる高さで、カラーボックスの収まり具合もよくて高評価でした。やや惜しかったのは、フチに出っ張りがあること。

ニトリ「ソフトNインボックス WH よこ型ハーフ ホワイト」

ニトリ「ソフトNインボックス WH よこ型ハーフ ホワイト」のイメージ

ニトリ
ソフトNインボックス WH よこ型ハーフ ホワイト
実勢価格:599円


サイズ:W38.7×D26.5×H11.7cm

▼検証結果
デザイン:◎+
サイズ:○
出し入れ:◎+


ニトリ「ソフトNインボックス WH よこ型ハーフ ホワイト」は、色が真っ白でカラーボックスと統一感があり、出し入れもしやすかったです。ただ、角に丸みがあるため、箱の端にものを入れると隙間ができて収納量が減るのが残念でした。

アイリスオーヤマ「インナーボックス 浅型 IB-38 ホワイト」

アイリスオーヤマ「インナーボックス 浅型 IB-38 ホワイト」のイメージ

アイリスオーヤマ
インナーボックス 浅型 IB-38 ホワイト
実勢価格:1096円


サイズ:W38×D26×H13cm

▼検証結果
デザイン:○
サイズ:◎+
出し入れ:◎+


アイリスオーヤマ「インナーボックス 浅型 IB-38 ホワイト」は、布地で出し入れスムーズでした。このような布製のボックスでも、カラーボックスに形が合えばOKです。ちょっと残念なところは、銀色の持ち手はやや目立ちます。

無印良品「ポリプロピレン ファイルボックス・スタンダード・幅25cmタイプ・1/2」

無印良品「ポリプロピレン ファイルボックス・スタンダード・幅25cmタイプ・1/2」のイメージ

無印良品
ポリプロピレン ファイルボックス・スタンダード・幅25cmタイプ・1/2
実勢価格:690円


サイズ:W25×D32×H12cm

▼検証結果
デザイン:◎
サイズ:○
出し入れ:◎+


無印良品「ポリプロピレン ファイルボックス・スタンダード・幅25cmタイプ・1/2」は、比較した9製品のなかで持ち手の幅がもっとも広かったです。手の指にしっかり力を入れられて、引出しやすいのがポイント。カラーがグレーがかった白なので、部屋を選びそうでした。

ホームコーディ「スタイルボックス ハーフ」

ホームコーディ「スタイルボックス ハーフ」のイメージ

ホームコーディ
スタイルボックス ハーフ
実勢価格:657円


サイズ:W39.1×D27×H12.3cm

▼検証結果
デザイン:◎
サイズ:△
出し入れ:◎+


ホームコーディ「スタイルボックス ハーフ」は出し入れはしやすかったのですが、下部がすぼまっているため、収納力が低かったです。ものを端まで入れられず、隙間が空いてしまいました。

無印良品「やわらかポリエチレンケース・小」

無印良品「やわらかポリエチレンケース・小」のイメージ

無印良品
やわらかポリエチレンケース・小
実勢価格:590円


サイズ:W25.5×D36×H8cm

▼検証結果
デザイン:◎
サイズ:○
出し入れ:△


無印良品「やわらかポリエチレンケース・小」は持ち手がないため、カラーボックスや棚に入れるボックスとしては出し入れがしにくいです。素材がやわらかいために、引いたときにたわみました。高さがなく、ものが隠れないのも残念でした。

C評価: KEYUCA「Pearno ソフトBOX ワイド浅」

KEYUCA「Pearno ソフトBOX ワイド浅」のイメージ

KEYUCA
Pearno ソフトBOX ワイド浅
実勢価格:539円


サイズ:W36×D25.7×H8cm

▼検証結果
デザイン:○
サイズ:○
出し入れ:△


KEYUCA「Pearno ソフトBOX ワイド浅」も、持ち手がなくて出し入れしにくかったです。また、カラーボックスで使うものとしては浅すぎて中のものが丸見えになってしまいました。色が濃すぎて目立ってしまう点も使いにくいかも。

C評価: ダイソー「バスケット(モロッカン柄、A4、ホワイト)」

ダイソー「バスケット(モロッカン柄、A4、ホワイト)」のイメージ

ダイソー
バスケット(モロッカン柄、A4、ホワイト)
実勢価格:110円


サイズ:W33.5×D24.5×H6.4cm

▼検証結果
デザイン:○
サイズ:△
出し入れ:△


ダイソー「バスケット(モロッカン柄、A4、ホワイト)」は、一回り小さいA4判の書類用サイズです。こちらも、浅くて中のものが全然隠れませんでした。また、四隅の外側に出っ張りがあるのも微妙に感じました。

以上、インボックス9製品を比較しました。カラーボックスを使っていても整理整頓がうまくできないという方は、出し入れしやすいものを選んで活用してみてください。