日常メイクを格上げする化粧ブラシ見つけます!
ファンデーションなど、日頃のベースメイク、仕上げには何を使っていますか?
スポンジや指を使うと、ムラになったり塗っている感が出たり……。トレンドの「素肌感」とはほど遠い仕上がりになってしまったなんてことも。
そんなお悩みを解消して、今っぽい「素肌感」のある肌をつくるにはメイクブラシが大正解。しっかり塗りで完璧にカバーするのではなく、健康的なツヤと透け感のある肌を叶えてくれるんです。また、テクニックがなくてもムラなく仕上がるなど、ほかのツールにはないメリットもたくさんあります。
ブラシには、チークブラシやリップブラシ、ハイライトブラシ、アイシャドウブラシ、アイブロウブラシ、フェイスブラシなどの単品や、一式揃ったメイクブラシセットなどありますが、ファンデーションを素肌っぽく仕上げるには、ファンデーション用のメイクブラシを使います。とは言ってもメイクブラシは形状も毛質もさまざま。リキッドやパウダーなど、手持ちのファンデーションを最大限に生かせるメイクブラシを使いたいところですが、どれを選んだらいいのか迷ってしまいませんか?
そこで、雑誌『LDK』の姉妹誌でコスメ雑誌の『LDK the Beauty』(エルビュー)編集部が、ドラッグストアやAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、デパート・百貨店で買えるデパコス・人気・定番のプチプラ製品などメイクブラシを15製品ピックアップして比較。今回はその中から、リキッドファンデーションブラシのオススメをご紹介します!
▼検証したブランドはこちら
・アーティス
・シュウ ウエムラ
・白鳳堂
・春姫
・ベアミネラル
・無印良品
・M・A・C
・RMS beauty
メイクブラシを使うメリットとは?
では、メイクブラシを使うとどんなメリットがあるのか見てみましょう。
メリット1:毛穴を均等にカバーしてムラなくなめらか
ファンデーションを塗るとき、指で塗るとムラになりやすく、スポンジは毛穴を埋めやすい傾向があります。柑橘類を肌に見立て、指、スポンジ、メイクブラシでファンデーションを塗ってみると、違いは一目瞭然。
メイクブラシを使えば毛穴をカバーしつつ、薄づきに塗ることができます。
メリット2:リキッドや粉が少量で顔全体に広げられる
じつは指よりもメイクブラシを使ったほうが、少量のファンデーションで顔全体に塗り広げることができます。
また、指は叩き込んだり何度も重ねるので肌の負担が心配。でもメイクブラシならひと塗りで広範囲に伸びるため、摩擦も少なくてすみます。
ファンデーションの使用量が少なくて済み、時短と肌負担の軽減にもなるのはうれしいですね。
メリット3:指やスポンジより自然になじむ
ムラになりやすいリキッドファンデーションも、メイクブラシを使うと、ほどよいカバー力と自然なツヤが出せます。
指はなじみにくく、スポンジは高密着仕上げでしっかりめにカバーしたい人向け。ブラシはふんわり薄づきで、いちばん自然になじんでくれます。
ブラシ素材は?人口毛と天然毛の違いをチェック
メイクブラシの毛質には、大きく分けて人工毛と天然毛があります。それぞれどのような違いがあるのでしょうか? 詳しく見ていきましょう。
人工毛のメイクブラシ
人口毛のメイクブラシは、丈夫なナイロン毛やポリエステル毛などを使用しています。最大のメリットは、手入れが簡単で管理しやすいこと。その反面、ものによりツルッとした毛で粉絡みが悪く、飛び散りやすいこともあります。
お手入れを簡単に済ませたい方や、メイクブラシになれない初心者さんにおすすめです。
天然毛のメイクブラシ
天然毛のメイクブラシは、リスやイタチなどの動物の毛を使用しています。動物の毛は1本1本にうねりがあるので、ファンデーションの含みが抜群。肌の凹凸にも密着して、ワンランク上の仕上がりを目指せます。
ファンデーションを簡単にムラなく塗りたい方や、肌ざわりのよさを重視したい方におすすめです。
メイクブラシの選び方・検証のポイント
今回は人気製品やSNSで話題のものなど、市販・定番・人気の形状や毛質の異なる8製品をピックアップ。以下の3つの検証を実施し、トレンドの素肌を引き立てる美しい仕上がりはもちろん、使いやすさや毛質の気持ちよさまで厳しくチェックしました。
検証1:仕上がり
メイクブラシを使ってモニター自身がファンデーションを塗りました。仕上がりについて均一にムラなく塗れているか、自然なツヤ肌になれるかをプロが厳しく判定しました。
検証2:使いやすさ
細かいところまでフィットして塗りやすいかなど、使い心地は大事。スジムラにならないか、肌への密着度も重要なポイントです。
検証3:肌あたり
肌にあたるときの感触がチクチクしないか、毛質の良し悪しをチェック。メイクブラシを立てたり寝かせたりして、角度を変えながら毛質の気持ちよさを細かくテストしました。
なお、総合評価は【検証1:仕上がり】を重視して決定しています。
それでは、リキッドファンデーション用のメイクブラシの検証結果を発表します!
ほどよいツヤとフィット感でナチュラル美肌に「RMS」
RMS beauty
ファンデーションブラシ
実勢価格:6380円
タイプ:フラット型
毛質:人工毛
▼検証結果
- 仕上がり :◎+
- 使いやすさ:◎
- 肌あたり :◎
ナチュラルな原料にこだわる自然派ブランドのRMS beautyの「ファンデーションブラシ」は、計算された作りで文句なしのベストに! ハイカバーなファンデーションも厚塗り感ゼロで、極上のツヤ肌がつくれます。
ぐるぐるとしたうずまき状の毛先が印象的。毛束の凸凹に適量のファンデーションがとどまり、のせたいところへ思いのままにスルッと塗れます。1回でしっかりつくので、コンパクトながらストロークは少なめで時短にもなります。
検証1:仕上がり
ポンポンとリキッドファンデを置き塗りしてからすべらせるように塗ると、ムラなくキレイに塗れました。シミもカバーしつつ、自然な透け感とツヤが出せます。
検証2:使いやすさ
細身で小さなブラシが動かしやすく、小鼻や目の下にグッと密着。適度にコシがあるので、力加減も調節しやすいです。
なめらかな塗り心地で、スジにならないのもGOOD!
テクなく塗れる使いやすさが優秀「アーティス」
アーティス
メイクアップブラシ
エリート オーバル7
実勢価格:1万780円
タイプ:オーバル型
毛質:人工毛
▼検証結果
- 仕上がり :◎
- 使いやすさ:◎
- 肌あたり :◎
アーティス「アーティス メイクアップブラシ エリート オーバル7」は、高級感のあるシルバーのフォルムが特徴です。密集したやわらかく細かい毛と大きいブラシ面がファンデーションをキャッチして、サッと滑らせるだけで簡単に抜け感のある肌が完成します。
垂直に持てる歯ブラシのような形状なので、扱いやすくメイクブラシ初心者さんにもオススメです。
検証1:仕上がり
毛の密度が高いおかげで均一にファンデーションが行きわたり、なめらかな肌に。肌アラも自然にカバーして、磨き上げたようなほどよいツヤが出ました。
検証2:使いやすさ
肌に垂直にあたって頬にしっかりフィット。毛のしなりもいいので、目の下や小鼻の細かい部分にもしっかり入ります。
ブラシの面が大きく角度がなだらかで、顔にあたる面積も大きいです。一度に広範囲を塗れるので、時短にもなります。
小回りが利いて不器用でもキレイに塗れる「M・A・C」
M・A・C
#170
シンセティック
ラウンド スラントブラシ
実勢価格:6600円
タイプ:フラット型
毛質:人工毛
▼検証結果
- 仕上がり :◎
- 使いやすさ:◎
- 肌あたり :◎
ブラシの種類を豊富にそろえるM・A・Cの「#170 シンセティック ラウンド スラントブラシ」は、丸みのあるドーム型の形状と計算された密着性の高い斜めカットで、目のくぼみや凸凹へのフィット感が抜群。ワンストロークでしっかりのせられるので、初心者さんでも均一に広げられる優れものです。
検証1:仕上がり
液含みがよく、カバー力のある仕上がりで、シミもしっかり隠すことができました。厚塗りにはならず、適度なツヤも出現して、フォーマルなキレイ肌になりました。
検証2:使いやすさ
細身で動かしやすい持ち手と、細かいところにグッとあたる丸みのある毛先で、どんな凹凸にもハマります。小鼻まわりなどの細かい部分にもジャストフィット。塗り残しの心配は無用です。
検証3:肌あたり
シルクのような質感の合成毛で、なめらかな肌触り。垂直に当ててもしなるほどよいコシがありながら、やわらかくてチクチクしません。
液なじみがよく少量で伸ばせる「白鳳堂」
白鳳堂
B520
ファンデーション 丸平
実勢価格:1万2100円
タイプ:平筆型
毛質:MIX毛
▼検証結果
- 仕上がり :○
- 使いやすさ:△
- 肌あたり :○
白鳳堂「B520 ファンデーション 丸平」は、希少なイタチ毛を使った老舗ブランドの高級ブラシ。ファンデーションの含みがよく、少ない使用量で全体に伸びるのはイタチ毛と人工毛をMIXした毛質のおかげです。ただし、平筆は筆を寝かせて使うのがむずかしくスジになりやすいので、丁寧に仕上げることが必須です。
細かい調節がしやすく、メイク上級者にはオススメです!
検証1:仕上がり
ファンデーションをよく含むので、少量ずつとって塗り広げれば薄づきの上品肌が叶うでしょう。シミもほんのり隠してくれましたが、よく見ると小鼻の下に筆スジがありました。
検証3:肌あたり
弱い力加減でも肌の上をスルスルすべるなめらかな毛質。やわらかくてよくしなり、やさしい肌ざわりで気持ちいいです。
タワシ型ブラシの代表的ブランド「シュウ ウエムラ」
シュウ ウエムラ
ペタル 55
ファンデーションブラシ
実勢価格:6600円
タイプ:タワシ型
毛質:人工毛
▼検証結果
- 仕上がり :△
- 使いやすさ:△
- 肌あたり :◎
シュウ ウエムラ「ペタル 55 ファンデーションブラシ」は、ファンデーションをこそぎ落としてしまい、肌に高密着とはいかないようです。肌あたりは良好でした。
検証1:仕上がり
カバーしたい鼻や頬のアラをカバーするのは難しいよう。輪郭にボソッと液がたまり、やや不自然な仕上がりとなりました。
お手軽なダイソーブランド「春姫」
春姫
ファンデーションブラシ
実勢価格:220円
タイプ:オーバル型
毛質:人工毛
▼検証結果
- 仕上がり :△
- 使いやすさ:×
- 肌あたり :○
ダイソーブランドの春姫「ファンデーションブラシ」は220円とお手頃。メイク初心者にも使いやすいオーバル型ですが、毛先のカーブがきつく、塗りやすさは期待したほどではありませんでした。毛自体が硬く密度があり、肌負担がやや気になります。
検証2:使いやすさ
丸みが大きく、肌に当たるのは一部だけ。そのためにファンデーションが広がりにくく、圧がかかって摩擦の原因にも。
ポリエステルの平筆型「無印良品」
無印良品
ポリエステル・
リキッドファンデーション用ブラシ
実勢価格:1253円
タイプ:平筆型
毛質:人工毛
▼検証結果
- 仕上がり :△
- 使いやすさ:×
- 肌あたり :○
無印良品「ポリエステル・リキッドファンデーション用ブラシ」は、ツルッとしたポリエステルで液含みがいま一歩。何度も往復しないとファンデーションがのりません。毛量も少なく、仕上がりは塗りムラが見られました。
検証1:仕上がり
肌になじみにくく、横にスジが入ってしまいました。
スポンジのようなマットな仕上がり「ベアミネラル」
ベアミネラル
リュクス パフォーマンス ブラシ
実勢価格:3850円
タイプ:フラット型
毛質:人工毛
▼検証結果
- 仕上がり :×
- 使いやすさ:×
- 肌あたり :○
ベアミネラル「リュクス パフォーマンス ブラシ」は、ヘアメイクの指を模倣したとうたうメイクブラシですが、毛の密度が高く、肌の上をすべらせにくい硬い質感です。毛足が短いことで圧がかかりやすく、摩擦も起きるので、ブラシのよさが生かせていない印象がありました。
検証1:仕上がり
ファンデーションがひと塗りではなじまず、こってり感のあるマットな仕上がりに。毛穴だまりも気になりました。
検証2:使いやすさ
角度的には塗りやすそうですが、肌との接地面は小さめ。すべりが悪く、塗るのに時間がかかってしまいました。
おまけ:清潔&美しさを保つブラシのお手入れ方法
メイクブラシは定期的にお手入れが仕上がりを左右します。メイクブラシを使ったまま放っておくと、ファンデーションの油分と皮脂が毛と混じり、固まってしまいます。すると、毛の1本1本が徐々に太くなり、ムラだらけの仕上がりに。日々のお手入れに加え、最低でも週1回の洗浄がオススメです。
【毎回のお手入れ】ティッシュオフで汚れを落とす
ティッシュにブラシを寝かせて、中のファンデーション汚れを出します。このとき、毛を立ててこすってしまうと傷んでしまうので注意しましょう。オフ前にクリーナースプレーを使うと、さらに毛にやさしくなります。
【週1のお手入れ】中性洗剤で振り洗い
容器の中に中性洗剤を薄めて入れて、筆を泳がすようにやさしく振り洗い。その後、きれいな水ですすぎます。毛の根元までグッと押さず、毛先だけはらうようにすると傷みにくいです。台所洗剤や専用のクリーナーでもOKです。
メイクブラシの売れ筋ランキングもチェック!
メイクブラシのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
【まとめ】素肌感が叶う神ブラシは?
以上、リキッドファンデーション用のメイクブラシおすすめ8選でした。ベストバイを獲得したREM beautyなら、簡単にメイクの仕上がりアップが叶います。
リキッドファンデーションブラシのおすすめ
RMS beauty
ファンデーションブラシ
実勢価格:6380円
タイプ:フラット型
毛質:人工毛
RMS beauty「ファンデーションブラシ」は、ほどよいフィット感で扱いやすさも優秀。ナチュラル美肌がつくれます。
メイクブラシは、テクニックがなくても簡単にトレンド肌がつくれる便利なアイテム。ファンデーションのタイプに合ったものを使って、ベースメイクを格上げしましょう!
ハイカバーなファンデーションでも自然。指が汚れないこともメリットです。