LDKがショーツタイプの吸水ケアアイテムをテスト!
エリエール「ナチュラ 吸水ショーツ」

今回テストするエリエール「ナチュラ 吸水ショーツ」は、吸水ケアブランドの「ナチュラ」から発売された下着感覚ではけるショーツタイプの吸水ケア製品です。
カラーが黒で、いわゆるおむつっぽくない見た目が特徴です。
テスト項目は?
「LDK」編集部が、臭気判定士、晋遊舎のテスト機関「LAB.360」と一緒にテストし、「液戻りしにくさ」「吸水速度」「最大吸水量」「擬似尿による消臭性能」をチェック。さらに編集部とモニターで実際に着用して、「使用感」を評価しました。
結論:吸水性能&使い心地重視ならアリ!
- エリエールナチュラ 吸水ショーツ
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- 液戻りしにくさ
- 吸水速度
- 最大吸水量
- 消臭性能
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 動いてもずれたり漏れたりしにくい
- おむつ感のないデザインとカラー
- がっかりポイント
-
- 消臭性能が低い
- タイトな服だとやや目立つ
- 内容量
- 7枚
- サイズ
- M-L(ウエスト64〜90cm)
- 吸収量
- 150cc(メーカー記載)
「ナチュラ 吸水ショーツ」をレビュー!
HPだけでは見えてこない実際の使い勝手や吸水量などを、晋遊舎の検証機関・LAB.360やモニターと一緒に徹底チェックしました。
ここからは検証で判明した実力を項目別に詳しく解説していきます。
【液戻りのしにくさ】ムレにくく優秀な製品
ムレは不快感の原因の一つ。きちんと水分を吸収し、表面に戻らないことが大切です。
青色の疑似尿を吸水ショーツに流しこみ吸収させ、重ねたろ紙と重しを置いて一定時間放置。
ろ紙の重量計測と、ろ紙の何枚目にまで液体が染みているかを確認し、液戻りの度合いを検証しました。

一定時間置いて、ろ紙と重しをはずした状態。

ろ紙に染みこんだ疑似尿が少ないほど優秀な製品ということになりますが、「ナチュラ 吸水ショーツ」のろ紙の染みは2枚でした。
パンツタイプのおむつと比べても同様の結果となりました。
液戻り量も微量だったので、ムレにくい製品と言えます!
液戻りしにくさ ★5
【吸水速度】スピーディに吸い込んでくれる
尿もれしてしまったら、吸水ケア製品には水分を素早く吸収してほしいもの。
そこで、吸水ショーツがどれくらいのスピードで水分を吸収するかをテストしました。
一定量の擬似尿をパイプに溜め、疑似尿をすべて吸収し終わるまでの時間を計測します。

「ナチュラ 吸水ショーツ」は、比較対象として検証した他のおむつ製品や吸水パッドと比べても同等程度の速度。吸水スピードは問題なしでした。
吸水速度 ★4
【最大吸水量】表示量以上に吸った!
「ナチュラ 吸水ショーツ」は150ccまで吸収すると表示されていますが、いざという時にもれたりしないか気になりますよね。
実際の最大吸水量がどれくらいかを計測し、もれにくさをテストしました。

※写真は別の製品です
検証方法は、疑似尿を満たした容器に一定時間浸し吸水させます。
吸水前と吸水後の重量を計測し、吸水量を算出。メーカー記載の吸収量より多く吸水していたら高評価となります。
「ナチュラ 吸水ショーツ」が検証で吸収した量は400cc以上。
150ccまで吸水という記載に対し、表示量よりもかなり多く水分を吸ってくれることがわかりました!
最大吸水量 ★5
【ニオイもれ】かなりもれて残念な結果に
実際に使う時には、ニオイがもれていないかも気になりますよね。
消臭性能の検証は、専門家である臭気判定士の石川英一さんに判定を依頼しました。
疑似尿で尿のニオイを再現。吸水部分に注いで吸収させた後にニオイを嗅いでもらい、消臭力の判定を行いました。

過去ベストのおむつ製品や吸水パッドと比べても、ニオイが抑えられていないという評価に。
消臭機能をうたっていますが、ニオイがかなりもれています。
消臭性能 ★2
【使用感】ごわつかずズレにくい!
モニターにも協力を依頼し、実際に製品を試してもらいました。

主なチェック項目は「はき心地・使い心地」「もれやズレはないか」の2つです。
はき心地はいいです。こすれたり貼りついたりもなし。通気性がいいのか、さらっと快適に過ごせました。
ごわつきはありませんでした! おなか周りのゴムがちょっときつかったかも。
水分を吸収しても、ずり落ちることがなく安心感があります。
「激しく動いてもズレたりすることはなかった」という感想もあり、実際にはいてみたモニターの感想は、おおむね好評でした。
はき心地やパッケージは、ショーツ型の生理用ナプキンとほぼ同じなので、ショーツ型ナプキンを使ったことのある人には使いやすい仕様です。
使用感 ★4.5
【参考テスト】タイトな服だとシルエットが気になる
実際に日常的に使うとなると、外出時に吸水ショーツをはいていることがバレないかどうか気になります。
いくつかのボトムスを着用し、見た目の違和感がないかを追加でチェックしました。

マネキンによる着用イメージ

さらっとしたストレッチ素材のオフィスカジュアル系パンツ。
もともと淡い色は下着の線が目立ちやすいのですが、今回の吸水ショーツもラインだけでなく凹凸がはっきりしてしまいます。

少しタイトめな形のことあり、かがむと、ギャザーのぼこぼこしたラインが目立ちます。
ほかにも体の線に沿ったぴったりとしたパンツや、薄手のタイトスカートだと、もこもことしたギャザーのシルエットが響いてしまいました。

黒のワイドパンツ。
同じストレッチ素材でも、濃い色でゆるっとしたボトムスだと、普通に過ごす分にはそこまでシルエットを拾いません。

ただ、かがんだ時におしりの部分に少しもこもこしたシルエットが響いてしまいます。
長めのトップスを着るなどの工夫をすれば気にならないでしょう。
ほかにも、ボリュームのあるフレアスカートや、厚手で固い素材のワイドデニムで試したところ、透け感やシルエットは気になりませんでした。
いわゆるおむつよりはスマートですが、タイトめなボトムスとはあまり相性が良くないので、着るものを慎重に選ぶ必要があります。
まとめ「ナチュラ 吸水ショーツ」は吸水性能はいいけど、消臭性能に難アリ
「ナチュラ 吸水ショーツ」

「ナチュラ 吸水ショーツ」はA評価でした!
ブラックカラーがおむつ感を薄れさせ、使っていてズレも気にならないとモニターからは好評。
液戻りやスピードといった吸水性能の評価も悪くありませんでした。
ただ、消臭性能が低いことがネックとなり、評価を下げました。
「ナチュラ 吸水ショーツ」はどんな人におすすめ?
「ナチュラ 吸水ショーツ」は、モニターからはズレやもれの評価が高く、アクティブに動く人に向いています。
スポーツや映画、ライブ鑑賞など、長時間吸水パッドが交換できないシーンでも心配なく楽しみたい人は使うことを検討してみてもいいでしょう。
ヨガをやってもズレることなく、よく伸びました!
約3時間トイレに行けないライブ中に着用。安心感がありました。
ただし、消臭性能への評価が低いので、ニオイが気になる人は使わないほうがいいでしょう。
また衛生面が気になる人、肌が弱く紙製の下着を長く着用できない人にもおすすめしにくいです。
旅行やイベントなどの前に、一度試しに使ってみて自分に合っているかチェックしましょう!
以上、エリエール「ナチュラ 吸水ショーツ」の検証レビューでした。
気になった人はぜひ製品をチェックして、尿もれ対策の吸水ケア製品選びのヒントにしてくださいね。
尿もれとは?
尿もれ(尿失禁)とは、自分の意思とは関係なく尿がもれてしまうこと。
尿もれが起こると集中がそがれたり、不安から外出を控えたり、と日々の生活に影響してしまうことも。
妊娠・出産、加齢など女性の身体の変化に伴う尿もれは、じつは多くの人が抱えている悩みです。
対策できる製品として、吸水パッドやおむつ、吸水ショーツなどいろんなタイプの製品が販売されています。
吸水ケア商品の選び方は?
吸水パッド
尿もれが気になり始めた時に、どんな吸水ケア製品を選べばいいのか悩みますよね。
初心者が使いやすいのは「吸水パッド」。

製品や吸収量によって「吸水ライナー」「吸水ナプキン」など名前が異なる場合もあります。
使い捨てなので生理用ナプキンのように手軽に使え、交換がラクなのがメリットです。
ただし、ナプキン同様製品によってはズレたり、もれたりすることも。激しい運動をするときや、頻繁に交換ができないときは特に気をつけましょう。
また、吸水機能がついていないおりものシートや、生理用ナプキンの代用はおすすめできません。
吸収できるものが異なるため、使用目的にあった製品を使うようにしましょう!
吸水ショーツ

「じわっ」とするくらいの尿もれ対策をしたい、吸水量が多くなくていい場合は、吸水機能付きの下着「吸水ショーツ」もあります。
こちらは何度も繰り返し使えて経済的ですが、吸水量やニオイが心配な人にはおすすめできません。
使い捨て吸水ショーツ
長時間使用しやすく、安心感のある「おむつ」「使い捨て吸水ショーツ」も選択肢の一つ。

最近では、通常のおむつより日常的に使いやすいカラー・デザインのものもあります。
布の吸水ショーツはさらっとしているので、ナプキンでかぶれたことのある人には向いている場合も。量が心配な人は吸水パッドと布の吸水ショーツを組み合わせて使ってもOKです。
尿もれの原因と予防方法は?
LDK公式Xにてアンケートをとったところ、尿もれが気になったことが「ある」と答えた人は78.5%、「ない」と答えた人は21.5%でした。

また、どんなときに尿もれが気になるかという質問には「咳やくしゃみをしたとき」が多数。
次いで、「立ち上がったり、座ったりしたとき」「走ったり、ジャンプしたりしたとき」「重いものを持ったとき」という結果に。

尿もれの主な原因は「骨盤底筋のゆるみ」。
妊娠や出産、更年期、体重の増加など、女性の身体のさまざまな変化によって起こると言われています。
一番の予防方法は、日頃から骨盤底筋を鍛えること。
排尿時に尿を止めるときのように、膣の穴をキュッと閉じる動きを、意識的に取り入れてみましょう。
10回1セットを、1日数回、気づいたときに行う習慣をつけるのがおすすめです!
尿もれ対策には、医療機関でのレーザー治療やEMS機器を使用する方法もありますが、気軽に始めやすいのは骨盤底筋トレーニング。
まずは、骨盤底筋を絞める動きを意識することから始めてみましょう!
重いものを持ちあげるなどの腹筋を使う動作をするときは、同時に骨盤底筋に力を入れることが大切。腹圧をかけすぎることで骨盤底筋のゆるみにつながってきます。排泄の時に腹圧をかけないようにするために、便秘をしないことも重要です!
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タイトな服を避ければ、長時間トイレに行きにくいときなどに気軽に使いやすいです!