たくさん入れてもラクで背負い心地が良いのは?
ビジネスリュックにたとえ持ち手がついていても、やはり背負うのが基本です。せっかく軽量でも、背負ったときに重く感じるようだと移動時にはストレスになってしまいます。
そこで今回は、リュックの「背負い心地」に注目して、「スクエアタイプ」「大容量タイプ」「3WAYタイプ」の3タイプごとのオススメをご紹介していきます。
◎第1回目はコチラ
ビジネスリュック・収納力編
◎第2回目はコチラ
ビジネスリュック・軽量性編
ご協力をいただいたのは、こちらの方々です。
左:服飾ジャーナリスト/飯野高広さん
右:ビジネス書作家/美崎栄一郎さん
それでは、結果を見ていきましょう。まずはビジネスリュックのスタンダードな形状である、「スクエアタイプ」からです。
形が崩れないスクエアタイプは重さを腰で支えられます
背負い心地の良い「スクエアタイプ」のリュックは、背負った時に側面や底面のパーツがちょうど腰に当たるようにできています。こちらの製品も腰の上に乗せて支えられるので、荷物をたくさん入れても重さを感じることなく、ラクに背負えるんです。
Incase
Icon Pack Nylon
実勢価格:3万1320円
腰に当たる部分こそ硬いですが、変形しないように衝撃を吸収するクッションがついているので、そこを支点に腰でリュックを支えることができます。また、背負ったときに型崩れすることもなくとても安定します。さらにベルトで前留めすることで、さらに安定感がアップも可能です。
ビジネス書作家:美崎栄一郎さん
「腰で支えるという新しい感覚です」
一般モニターの意見
「肉厚のクッションが心地よかったです」
また、同じスクエアタイプではこちらも合格点を得ていました。
長時間背負って歩いても疲れません
このリュックは、ほかのリュックと比べて四スミが丈夫に作られています。荷物を入れたり、背負ったりしても形が崩れず安定します。
Incase
City Collection Backpack
実勢価格:2万1600円
腰の部分の補強に若干不安がありますが、長時間背負って歩いても疲れない点は大きなメリットです。
次は、荷物がたくさん入る「大容量タイプ」の中でもっとも評価が高かったものをご紹介します。
大容量タイプのリュックは背中全体で重さを分散します
「大容量タイプ」は、荷物がたくさん入るだけに重くなりがちです。しかし、そのサイズの大きさを活かし、背中に接している面積を広げることで重さを分散して、全体を支えています。厚めのクッションが付いているので、背中に違和感がないのも特徴です。
Incase
Sport Field Bag Lite
実勢価格:1万6200円
このリュックは、荷物をたくさん詰めてもラクに背負えます。背中に当たる大きなクッション部分が、背中に沿うようにぴったりフィットするので、ズレてストレスを感じるようなことがありません。
ビジネス書作家・美崎栄一郎さん
「背中に当たるクッションがよくできています」
一般モニターの意見
「背中のフィット感がすごいです」
最後に、手持ち・ショルダー・リュックの3つの使い方ができる「3WAYタイプ」でもっとも評価が高かった製品をご紹介しましょう。
肩ベルトにこだわりがあり快適な背負い心地です
「3WAYタイプ」は、肩ベルトを使わないときには収納する造りになるため、クッションを厚くすることができず、肩に負担を感じてしまうこともあるのですが、代わりに素材に工夫をすることで負担を軽減しています。
THE NORTH FACE
Shuttle 3way Daypack
実勢価格:2万1384円
その工夫とは、素材に弾力性のあるものが使われているのに加え、メッシュもしっかりついていることです。これらのおかげで背負い心地が快適になります。
服飾ジャーナリスト。飯野高広さん
「3WAYのなかでは一番背負いやすいです」
一般モニターの意見
「ベルトは細いけどしっかりしてます」
いかがでしたか? 腰で支える「スクエアタイプ」、背中で支える「大容量タイプ」、肩で支える「3WAYタイプ」と、重さの支え方は三者三様です。重い荷物を身体のどの部分で支えるのがラクかは、人それぞれ違います。背負い心地を重視するなら、荷物をラクに支えられるポイントで、ビジネスリュックのタイプを選んでみるとよさそうです。