湯船にワンポイントで塩を投入!温浴効果が高まってポカポカに
「塩を入れると体がより温まりますよ」と、温泉研究家・郡司さんがオススメする入浴剤の活用法がこちら。冷え症に悩む方はぜひ試してみては。湯船からあがった後はシャワーでしっかり塩分を洗い流して出るのがポイントです。
お湯に直接入れて溶かしましょう。塩の量は、100gくらい思いっきり入れてOK。ちなみに、大さじ一杯の塩が約18gです。ぜひ一度試してみてください!
残り湯で洗髪すると髪がギシギシになるので×
温泉の成分は肌だけでなく、頭皮にも良いかな……なんて思ったら大間違い! 試したことを後悔するぐらいのギシギシ感が待っていました。洗髪は普通のシャワーで流すのが一番です。
洗髪だけではありません。残り湯をそのまま浴槽に残しておくのも良くないそうです。
「入浴剤のお湯に入ったら、他の用途には使わずに洗い流してください。そのままにしておくと、中には風呂釜を傷めてしまうものもあるので要注意です」(温泉研究家・郡司勇さん)
最も効果が出る温度はぬるま湯(38~40度)でした
お風呂の温度の好みは十人十色。熱いお湯でもぬるま湯でも好きな温度で入ってOKですが、より温泉効果を感じたいならぬるま湯(38~40度)がオススメ。芯からポカポカになれるベストの温度なんです。
複数の入浴剤を使っても効果が上がることはなかった
入浴剤を混ぜすぎると、逆に不快な香りになったり、成分が喧嘩する可能性もあるとのこと。テストの結果、保温力、水分量も今ひとつでした。浴槽が汚れてしまうというリスクもあり、結果的には「良いことなし」。あまりおすすめはできません。
いろんな入浴剤を混ぜると色はどんどん濁り、香りは強くなる一方。最終的にはパーマ液のようなニオイで茶色っぽいカオス状態になりました。
温泉系入浴剤の成分は大きくわけて3種類。好みで選んで入浴ライフを彩るのも◎!
①本物の温泉成分のみ
温泉屋
那須温泉 天然湯の花
実勢価格:648円
内容量:40g×3包
村上商会
別府温泉 薬用湯の花
実勢価格:1080円
内容量:10g×10袋
②化学的な成分中心
バスクリン
日本の名湯 登別カルルス
実勢価格:1080円
内容量:450g
アース製薬
露天湯めぐり
実勢価格:549円
内容量: 30g×4種18包
③温泉成分の抜け殻
水の素
北海道 二股ラジウム温泉 温浴剤 湯の花ボトル入り
実勢価格:3500円
内容量:800g
三木屋
南紀白浜温泉の天然湯の花
実勢価格:1525円
内容量:約40g×12袋
「温泉系入浴剤は3つにわけられます」と温泉研究家の郡司さん。①「本物の温泉成分のみ」は、本物の温泉から成分が生きた状態で取ったもの。②「化学的な成分中心」は温泉に近づけるために化学的な成分を配合したもの(中には、そこに本物の温泉成分が入っているものも)。③「温泉成分の抜け殻」は、本物の温泉から取ってはいるものの、温泉成分が抜けた後の粉などです。やはりオススメは①。生きた成分で、本物の温泉気分を楽しみたいものですね。
ご協力頂いたのは
温泉研究家
郡司勇さん
TVチャンピオン「全国温泉通選手権」3連覇の温泉研究家。湯の味で温泉を特定できるという特技の持ち主です。
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