唯一のパワフルモード搭載! コスパで選ぶならCL107FDSHW
今回検証した3製品の中で、最上位モデルではないにもかかわらず、唯一のパワフルモードを搭載した本機。そこそこ軽くて性能も中間くらいという“ちょうど良い”バランスで使いやすく、オススメできる1台となりました。
マキタ
CL107FDSHW
実勢価格:1万3808円
サイズ:W112×H150×D960mm
重量:1.1kg(バッテリー含む)
連続使用時間:約10分(パワフル)、約12分(強)、約25分(標準)
ただし、装着されているダストバッグは標準タイプです。上位モデルに初期搭載されている「高機能ダストバッグ」と比較したところ、性能に大きな差があることがわかりました。
バッテリーが着脱式になっている影響で、排気口が両サイドに設置されています。標準タイプのダストバッグのまま、コーヒーの粉を吸ってみたところ……
排気口の周りがかなり汚れてしまいました。このままだと、掃除中にホコリなどもそのまま撒き散らしてしまう恐れがあります。
個別に購入できる高機能ダストバッグは、マストで用意したいところです。
マキタ
高機能ダストバッグ
実勢価格:785円
ダストバッグは、使い捨ての紙パックと違い、溜まったごみを捨てることで繰り返し使うことができます。コチラの高機能ダストバッグは、標準タイプより捕集効率が向上し、細かいごみもしっかり集められます。
左が標準タイプのダストバッグ、右が高機能ダストバッグです。右は粉末状のごみも貫通することなく、しっかりシャットアウトしてくれました。
家中しっかり掃除できます! 連続使用時間の長い最上位モデル
マキタ
CL182FDRFW
実勢価格:2万6200円
サイズ:W115×H151×D1004mm
重量:1.5kg(バッテリー含む)
連続使用時間:約20分(強)、約40分(標準)
連続使用時間が約40分と長く、吸込み仕事率(吸引力を表す目安の1つ)もCL107FDSHWのパワフルモードより、本機の強モードのほうが強いです。ただし、それ以外の基本性能については、下位モデルとそこまで差を見い出せませんでした。
なお、シリーズ最上位モデルとはいえ、他社の高性能モデルと比べれば価格は十分安い部類。
グリップ部分はラバー付きで滑りにくく、こうした配慮が使いやすさにつながっていると感じました。
最安モデルは時代遅れの バッテリーがネックです
マキタ
4076DWR
実勢価格:8947円
サイズ:W118×H136×D983mm
重量:1.1kg(バッテリー内蔵)
連続使用時間:約10分(強)、約20分(弱)
すでに製造が終わっている、在庫限りのバッテリー内蔵型クリーナーです。ほかの2製品にはないレッドカラーが目を引きます。
本来の充電容量が減少しやすいニカドバッテリーを使っているため、バッテリー寿命には不安が……。
2段階のスイッチで強モードと弱モードを切り替えられます。
吸引力を比較したところ 差はほとんどありませんでした
フローリングとカーペット、それぞれで吸引力を検証しました。
コチラはCL107FDSHWの様子です。
パワフルモードでしっかり吸引できましたが、構造上ごみを前に押し出してしまうことがありました。
続いて、CL182FDRFWの様子です。
吸引力は問題ありませんが、ごみを前に押し出してしまう構造は同様です。
最後に、4076DWRの様子です。
実際に使用してみた感じだと、ほかの2製品より性能自体は低いものの、スペックほどの差は感じませんでした。
どれも人気が高いマキタの掃除機は、吸引力にはあまり差がないものの、バッテリーや軽さ、ダストバッグなどにそれぞれ特徴がありました。どの要素も妥協したくなく、かつ安さも求める欲張りさんは、ぜひ「CL107FDSHW」を試してみてください。
◎全10台で比較した完全版記事も公開中!
【2018年】マキタのコードレス掃除機おすすめランキング10選!