最新家電で「健康なカラダ」作りませんか?
ダイエットをしたいけれど続かない。身体が痛いけれど整体に行く時間がない。食習慣を改善できずに体調がすぐれない……など、多くの人が抱えているカラダの悩み。
実は、そんな悩みを解決してくれる家電が近年続々増加&売れています。
ということで、本音の家電ガイド『家電批評』がカラダ家電を集め、テストを決行!
整体、ジムに行かなくても、自宅で毎日身体をリフレッシュできちゃう最新家電をお届けします。
便利な体組成計選びはWi-fi対応が重要なポイント
健康への第一歩は自分のカラダを知ること。かといって、何をすれば自分のカラダを知ることができるのかわからない…という方が多いはずです。そこで活用したいのが「Wi-Fi対応の体組成計」です。
Wi-fi対応というのが重要なポイント。体組成計の発売当初は測るだけで終わりでしたが、スマホと連携し記録できるように進化。さらに現在はWi-Fiと連携するだけでスマホが近くになくても測定結果が自動で送られ、データの管理がかなりラクになっているんです。
体組成計は「測るだけ」から「ラクに記録」へ進化
▼1992年~ 脂肪計発売
タニタが世界で初めて発売したのは脂肪計で体組成計の前形です。体重と体脂肪率の2項目だけの測定が可能でした。その後、筋肉量なども測定できる体組成計に進化していきます。
▼2010年頃~ Bluetooth搭載体組成計
Bluetooth搭載モデルが出てから数値をアプリ上で保存できるようになりました。あらかじめペアリング設定をしたスマホを近くに置いて測定すると、その結果がアプリに送られデータを記録できます。
▼最近~ Wi-Fi連携
Wi-Fi連携対応になったことで、近くにスマホがなくてもデータが即転送でき、さらに手軽に。ペアリングする手間がなくなり、体重計に乗るハードルが下がったことでより手軽になりました。
「調べられる項目が多い&記録が速い」がラク!
Wi-fi対応なら、体重計に乗っているときにスマホを持っていなくてもOK。今回は、「調べられる項目が多い&記録が速い」を叶えるWi-fi対応体組成計6製品を集めて徹底比較しました。
「Wi-Fi対応体組成計」6製品を徹底比較
テスト1:正確性
タニタのBluetoothモデルを使用し基準体重として比較しました。現在はRD-803Lが後継機種として発売されています。
タニタ
体組成計 RD-802
実勢価格:4万6900円
▼体重の正確性テストの結果
測定基準=42.45kg
基準の体組成計で測った体重で、全6製品を比較。HIFUMI以外の5台は誤差が0.2gしかなくどれも正確でした。また、測定時間も短く一瞬で測り終えるので、面倒でも忘れずに計測できます。
テスト2:より詳細な正確さ
重さの違うペットボトルを2本(2.58kg)持ち、体重を再度計測し、より詳細に「正確さ」をテストしました。
▼ペットボトルを持った正確性テストの結果
▼重り+体重=45.03kg
6台すべてにある「BMI」と「体脂肪率」も比較。同じ体重でも製品によって差があり、他の結果にもバラつきが見られ、これによって順位が変動しました。
テスト3:データ移送時間
全ての測定が終わったら、データがスマホに転送されるまでの時間を計測。最短で3秒で転送される製品もあれば、23秒かかる製品もありました。また、測定し始めた時点でアプリが連動する製品もあるなど、機種によってさまざまでした。
▼各アプリで転送時間が違った
平均=14.34秒
アプリによって表示方法はさまざまでしたが、どれも見やすさは◎でした。測定項目が多いと見るところも増え、モチベーションアップにつながります。
以上の結果と使い勝手のよさなどを評価。それでは「Wi-fi対応体組成計」をおすすめ順に発表します!
U1万円で転送がラク! エレコム「エクリア」
エレコム
エクリア HCS-WFS01
実勢価格:7570円
サイズ:約W309×D289×H32mm
重量:約1.5kg
最小単位:50g
データ移送時間:10.6秒(実測)
ELECOM CO.,LTD.
ECLEAR
価格:無料
iOS/Android
今回ベストバイに輝いたのはエレコムの「エクリア」。高価格が多いなか1万円以下で性能も高評価だったのは本製品だけでした。
スマホへの転送時間も短く、データの管理が簡単にできます。また、体重を測った際に前回測った体重から増減があると、その差を瞬時に表示してくれるのは本製品だけの特徴。さらに、本体に乗ると自動で登録者を(4人まで)認識してくれるのも便利です!
ポイント1:スマホへの転送時間が速い
Wi-Fi接続もスムーズで測定結果は約10秒で送られる優等生。また、アプリでは、測定した実際のデータの体重と体脂肪率が表示され、目標体重に向かってグラフが下がっていくのがモチベーションにつながります。
ポイント2:7項目を測定できる
計測できる項目は、「体脂肪率」「体重」「BMI」「内臓脂肪」「基礎代謝量」「骨量」の7項目。また、アプリでは、体重から肥満レベルなどの指標も表示されます。
ポイント3:前回との差がわかるのがいい
「前回差」は今回比べた6製品の中ではエレコムしか表示されません。測定結果は順番に表示され、体重の増減がひと目で確認できます。
ポイント4:文字が大きく液晶がみやすい
液晶の数字が見やすい上に表示項目も多く、体重以外にBMIなどの結果もすぐに見れます。
ポイント5:アプリで管理しやすい
アプリでは、ピンクの線が体重、青の線が体脂肪率で2本のグラフになって表示されます。数値だけよりグラフで見るほうがわかりやすいです。
価格が高めなのが惜しい! Withings「Body Cardio」
Withings
Body Cardio
実勢価格:1万7060円
サイズ:約W327×D327×H18mm
重量:約2.6kg
最小単位/100g
データ移送時間:21秒(実測)
Withings「Body Cardio」は、正確さの評価は高く、ユーザーも8人まで登録できます。価格が高めなのが惜しいです。
Wi-Fi接続に手間取る……タニタ「体組成計」
タニタ
体組成計 BC-508
実勢価格:1万4300円
サイズ:約W324×D301×H31mm
重量:約1.3kg
最小単位:100g
データ移送時間:18秒(実測)
タニタの「体組成計」は、正確さは◎でしたが、Wi-Fi接続は何度トライしても6製品の中で一番手こずりました。
測定項目が少なめなのが△ Fitbit「スマート体重計 Aria2」
Fitbit
スマート体重計 Aria2
実勢価格:1万7825円
サイズ:約W310×D310×H30mm
重量:約2.0kg
最小単位/100g
データ移送時間:3秒(実測)
Fitbitの「スマート体重計 Aria2」は、データ転送時間3秒と、検証した製品の中で最短でしたが、測定内容が3項目しかないのが少し残念でした。
高コスパだが正確さに欠ける HIFUMI「体組成計」
HIFUMI
体組成計
実勢価格:3280円
サイズ:約W280×D280×H25mm
重量:約1.2kg
最小単位:100g
データ移送時間:10秒(実測)
HIFUMIの「体組成計」は、項目数の多さ(14項目)と安さはダントツでしたが、体組成計として重要な正確さが欠けていました。
全6製品の中で圧倒的な安さの本製品は測定項目数が14個。はじめのWi-Fi設定も簡単でした。測定項目が多いと結果を見るだけで楽しいですが、正確性は△でした。
C評価: 最小単位がザックリすぎ? Withings「Body +」
Withings
Body +
実勢価格:1万1212円
サイズ:約W327×D327×H23mm
重量:約2.74kg
最小単位:200g
データ移送時間:23秒(実測)
Withingsの「Body +」は、2位の製品と大きく変わったところはありませんが、最小単位200gはザックリすぎるかもしれません。
以上、Wi-fi対応体組成計の比較結果でした。
乗るだけでスマホにデータが自動転送されるのでラクに体重管理を続けることができます。体型改善への第一歩、はじめてみてください!