毎日たくさん届く郵便物は レターオープナーでかんたん開封

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毎日、たくさん届くダイレクトメールや手紙に書類…。一つ一つハサミで切り開くのも面倒だし、手で破くとビリビリにちぎれてしまいますよね。

そこで役立つのが「レターオープナー」です。

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[写真左:ふつうのカッター、写真右:レターオープナー]

レターオープナーで切ると、この通りキレイ! このまま袋の形をキープした状態で保管しておけるので、請求書など重要な封書にはとくにおすすめです。

封筒に刃を差し込んでスッと紙を引き裂いて使うので、ハサミや手で切るよりも断面がきれいに素早く開封することができます。

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優秀なレターオープナーであれば技術はいらないので(ここ重要)、不器用な方もご安心ください!

実際に編集部にも山ほどの封筒が届きますが、レターオープナーで開封した方が時短にもなりますし、サクサク切れて気持ちがいいですよ。

[選び方]手動と電動の2タイプ 速さとキレイな切れ味は比例します

さて、そんなレターオープナーにも種類があります。形状はさまざまですが、タイプとしては、手動の「ナイフ・カッタータイプ」と「電動タイプ」の2種類に分けられます。

1.ナイフ・カッタータイプ

 

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手動の、いわゆる昔からある刃のついたレターオープナーです。写真のようにナイフの形をしたものが想像つきやすいと思います。片刃や両刃タイプ、刃の素材もステンレス製やチタンコートなどの工夫がされています。

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このように、刃が露出していないタイプあります。

▼メリット
・電源がいらない
・引き出しやペン立てに入る
・切った時にゴミが出ない

▼デメリット
・力が必要
・中には技術が必要
・刃が露出しているものは管理が大切

かさばらない形状が多いため、引き出しなどに入れておけばサッと取り出して数秒で開封作業ができるので、意外と作業効率は高めです。切った時にゴミが出ないので、机の上もキレイなまま。

2.電動タイプ

 

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続いて電源タイプは単三電池などを使うので、とにかく力が必要ありません。製品によって自動で紙送りまでしてくれたりと至れり尽くせり感がありますが、デメリットは環境によってちょっと考えものなのでご注意を。

▼メリット
・手が疲れない
・切り口がキレイ
・技術がいらない

▼デメリット
・上辺を数ミリ切り落とす
・切った時にゴミが出る
・動作音が気になる

特に気になるのが動作音です。家庭で使うのであればさほど気になりませんが、職場で使うのであればご一考を。

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後ほど登場する電動タイプを騒音計で計測してみたところ、72dB。うるさい度合いとすると、隣で作業されたら「えっマジ?」と二度見されてしまうほどのうるささです…。静かな職場などではご注意ください。

次に気をつけるべきなのは、電動タイプは「上の数ミリを切り落とす」ものがあるということ。中に重要な提出書類が入っていた場合、端が切れないように気をつけてください。

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そこそこの枚数を切ると気になります。

また同時にゴミが出るため、少し気になります。

…とはいえ、あくまでもこれは傾向のお話。製品ごとに能力も違うので、それを解明するために6製品テストを実行しました!

レターオープナー6製品で 仕上がりと速さを徹底検証!

レターオープナー6製品で仕上がりと速さを徹底検証! イメージ
合計300枚ののり付きの茶封筒を用意し、いざテスト!

ナイフ・カッタータイプ、電動タイプを混ぜた、レターオープナー全6製品を徹底比較します。

レターオープナー6製品で仕上がりと速さを徹底検証! イメージ2
この写真は「3分間に何枚開封できたか」を比較したもの。その差は歴然!

テスト方法は、両面テープでのり付けされた封筒を3分以内で何枚切れるか比較しました。途中で引っかかり開封に手間どえば、その分開封枚数が減るので、スピードは切れ味の良さに比例しています。

また仕上がりは切り口を比べました。このように、断面の仕上がりも一目瞭然です

レターオープナー6製品で仕上がりと速さを徹底検証! イメージ3

テスト前は刃の先端が細く薄いナイフ式が1位と決め込んでいましたが…?

しかし、テストしてみると隙間に差し込んでも封筒ののりが絡んで開けにくく、切り進むのが困難に。封筒の差し込み(のりがついていない部分)幅は約5mmなので、先端が太いものは最初から手こずってしまいました。

手動でありながら電動と同じ枚数を開封でき、コスパも良いオートが堂々の1位となりました。

1位は圧倒的な切れ味! セラミックレターオープナー

オート:セラミックレターオープナー  CLO-500:文房具

オート
セラミックレターオープナー
CLO-500
実勢価格:431円

切れ味テストで見事1位に輝いたのは、DM封筒が一瞬で開けられるオートの製品でした。セラミック製の刃の切れ味は素晴らしく、左右どちらからでも使えるという優れものです。

▼テスト結果
仕上がり :★★★★★
使いやすさ:★★★★★
3分間で開封できた枚数:63枚


1枚刃なので封筒の片面だけが切れるためゴミが出ないのも◎。セラミックなので水に濡れても錆びず、金属刃と比べて5倍の摩耗耐性を持っているのもメリットです。

1位は圧倒的な切れ味!セラミックレターオープナー イメージ

手のひらサイズでコンパクトなので収納にも困りません。また、刃は内蔵されている安全設計。手動なのに電動と同じ枚数という結果に驚きました。

1位は圧倒的な切れ味!セラミックレターオープナー イメージ2

断面図はこちら。切りくずがなく、そのまま袋として使うことができます。

1位は圧倒的な切れ味!セラミックレターオープナー イメージ3
大きさはとってもコンパクトです。

パワフルな切れ味が自慢 電動レターオープナーL080

アスカ:電動レターオープナーL080:文房具

アスカ
電動レターオープナーL080
実勢価格:909円

アスカの電動レターオープナーは、スイッチなども特になく、封筒を差し入れるだけで作動するのでただ通すだけ。

▼テスト結果
仕上がり :★★★★★
使いやすさ:★★★★☆
3分間で開封できた枚数:63枚

パワフルな切れ味が自慢電動レターオープナーL080 イメージ

また、ドアノブよりちょっと大きいくらいのサイズで持っても置いても使えます。予想以上に速く切れますが、切りくずが出てしまうため2位になりました。

ダンボールも切れる鋭さ! ペーパーナイフ チタンコート

クツワ:HiLINE ペーパーナイフ チタンコート:文房具

クツワ
HiLINE ペーパーナイフ チタンコート
実勢価格:703円

先端が鋭く隙間にも入りやすいナイフ式のレターオープナーです。耐久性にも優れたチタンコートで、片側の刃はギザ刃に、もう片側は一段刃になっていて封筒からダンボールまで用途に応じで使い分けられます。

▼テスト結果
仕上がり :★★★★☆
使いやすさ:★★★★☆
3分間で開封できた枚数:43枚

ダンボールも切れる鋭さ!ペーパーナイフ チタンコート イメージ

グリップは滑りにくいソフトグリップで力が入れやすく、手も痛くなりにくいのが特徴です。

4位: 何度も引っかかりタイムロス…
ステンレスペーパーナイフSC

プラス:ステンレスペーパーナイフSC 170PB:文房具

プラス
ステンレスペーパーナイフSC 170PB
実勢価格:1307円

隙間にうまく入らず、途中何度も引っかかり一発で最後までスッと切ることができませんでした。スタイリッシュな文具としてロングセラーになっている製品ですが、使い勝手は今ひとつでした。

▼テスト結果
仕上がり :★★☆☆☆
使いやすさ:★★★☆☆
3分間で開封できた枚数:26枚

4位: 何度も引っかかりタイムロス…ステンレスペーパーナイフSC イメージ

スタイリッシュな文房具としてロングセラーになっている製品ですが、使い勝手は今ひとつでした。

5位: 老舗文具のペーパーナイフ
ペーパーナイフ連続伝票用

コクヨ:ペーパーナイフ 連続伝票用フラットタイプ HA-302:文房具

コクヨ
ペーパーナイフ
連続伝票用フラットタイプ HA-302
実勢価格:540円

両方向から使用できるフラットタイプのペーパーナイフです。連続伝票用という名前ですが、郵便物の開封や、綴じてある冊子や雑誌などをばらす時にも掴めます。

ただしテストでは、先端の幅が広く封筒ののり部分に引っかかってしまったことが減点対象になりました。

▼テスト結果
仕上がり :★★☆☆☆
使いやすさ:★★☆☆☆
3分間で開封できた枚数:10枚

5位: 老舗文具のペーパーナイフペーパーナイフ連続伝票用 イメージ

刃は刃物メーカーとして有名な貝印刃を採用しているので、切れ味には問題ありません。

6位: 角をカットできるサブ刃付き
レターオープナー アケルンダー

リフトラブ:レターオープナー アケルンダー:文房具

リフトラブ
レターオープナー アケルンダー
実勢価格:648円

2種類の刃でどんな封筒も開封できると謳っているリフトラブのアケルンダー。しかし、先端が厚いため隙間に入れにくく、切り口もボロボロになってしまったため最下位という結果に終わりました。

▼テスト結果
仕上がり :★☆☆☆☆
使いやすさ:★☆☆☆☆
3分間で開封できた枚数:10枚

6位: 角をカットできるサブ刃付きレターオープナー アケルンダー イメージ

角をカットするサブ刃のついたオープナーは便利かと思われましたが、実際に使ってみると内容物まで切ってしまい逆に不便だと判明。

6位: 角をカットできるサブ刃付きレターオープナー アケルンダー イメージ2

封筒ののりが付いていない差し込み部分は約5mmなので、先端が太いこの製品は最初からかなり手こずりました。

300枚の封筒でテストした結果、切れ味・枚数・コスパすべてにおいて堂々の1位に輝いたのは、意外にも手のひらサイズの手動オープナーでした。

各社工夫がなされているものの、切りくずゼロという点においてもオートの「セラミックレターオープナー CLO-500」をおすすめします!