それぞれ特徴があるコストコのキッチン用品
一般的な商品とはひと味違う個性を持った、コストコのキッチン雑貨。今回、ジップロック、ラップ、ゴミ袋、キッチンタオルを調査してみたところ、それぞれの得意な部分と不得意な部分が判明しました。「見た目はいいけど、コレ買って失敗しないかな……」というお悩みに、ズバリお答えいたします!
【ジップロック】コストコ版はマチ付きで扱いやすいんです
定番保存パック「ジップロック」は、一般のものとコストコで売られているものとではいくつも違いがありました。
Johnson
Ziploc Slider
実勢価格:1598円
SPEC:クオート40袋×2箱、ガロン30袋×2箱
コストコ版のジップロックは、まず、袋の底面にマチがあるのが特徴的です。
比較的厚みのあるモノも入れやすいほか、収納量が多く小さいモノでもたっぷり入ります。
また、一般製品はフタ付きで両手でないと取り出しづらいものが多いのですが、コストコ版はティッシュと同じ要領で、引き出すと次の袋が少し出てくる仕組み。そのため、非常に取り出しやすくなっています。
調理中の汚れた手でも片手で簡単に取り出せるのはありがたい! それでいて大小合わせて140袋入り1598円。1枚あたり約11円と、コスパも上々!
ですが、意外(?)なデメリットもあります。
コストコ版ジップロックのガロン(右)は通常品よりも小さく作られていて、一般的なジップロックのLサイズ(左)と比較するとサイズ負けしていました。内容物を記載するスペースも狭く、やや書きづらさがありました。
使いやすいけど、ちょっと小さめ。サイズ感が気にならないなら、買ってよし! といえる一品でした。
【キッチンタオル】圧倒的な吸水力と保水力で使い勝手◎
一般製品とは一線を画すのがコストコのキッチンタオル。丈夫さ、サイズ、吸水力に保水力などすべてにおいて検証すればするほどコストコ版のスゴさが際立つ結果となりました。安くはありませんが値段に見合う性能で使い勝手は抜群です。
スコット
ショップタオル
実勢価格:2098円
SPEC:10ロール
台拭きとして使う際には、サイズが大きい方が使いやすいですよね。並べてみるとコスコス版は横幅がひと回り大きいうえ、一見すると布のようにも見えるほどの厚みを備えています。
そのため、ペーパーの頑丈さを比較した際も、コストコは思いっきり力を入れて引っ張ってもなかなか破れませんでした。
弾力にもすぐれ、かなりタフです。一般的なキッチンタオルはカンタンに破れてしまいました。
次いで、吸水の速さや量、吸った後の様子を比較しました。コストコは一般製品と比べると吸水速度は遅かったものの、吸水力と保水力は断然勝っていました。
含んだ水を離さないので、雑巾替わりにもなりそうなレベルです。
吸水後に持ち上げてみても水があまり落ちてきませんでした。
このタフさとボリューム感は、ちょっと高めなお値段にも納得できるのでは。
【ゴミ袋】ストレッチ&紐付き! 取り付けからゴミ捨てまでラクちん
コストコ製品はゴミ袋も特徴的です。カークランドシグネチャーのキッチンバッグは通常のポリ袋より伸びるので、袋より大きめのゴミ箱でもグイッと伸ばしてセットができます。また、捨てるときは紐を引っ張って縛るだけなのでとってもラク! 毎日使うものだからこそストレスフリーなのはありがたいですね。
カークランドシグネチャー
キッチンバッグ
実勢価格:1838円
SPEC:49.2L×200枚
キッチンバッグには「TEAR-STOP TECHNOLOGY」という特殊な加工が施されており、丈夫で破れにくくなっています。
よく見ると表面に凹凸があり、これが伸縮性と強度を高めているヒミツ。
容量は13ガロンで49.2Lとなっていますが、実際には国内の45L「ポリ袋」よりひと回り小さいサイズでした。
重ねてみると違いが分かります
サイズは小さいけれど、ポリ袋と違ってよく伸びる素材なので、多少乱暴に伸ばしても破けることはなく問題ありませんでした。
ちょっと大きめのゴミにもフィットして扱いやすいというメリットがあります。
口の部分に付いている紐を引っ張るだけで袋の口を締めることができるのもポイント。
紐は持ち運ぶときの持ち手にもなるので、手を汚すことなくゴミ捨てが快適になっちゃいますよ!
【プレスンシール】密閉力が高く何にでも使えて汎用性あり
コストコで販売されているプレスンシールは一般的なラップと異なり、シート裏面が特殊な構造になっているため、圧を加えることでモノに密着します。これを利用して食材を挟み空気を抜いていけば、簡単に真空状態にできるほか、飲みかけのコップにかぶせれば倒してもこぼれることがないなど、多様な用途で使えるアイテムです。
GLAD
プレスンシール
実勢価格:1488円
SPEC:43.4m×30cm
もちろん普通のラップのようにパックするのにも使えます。
それよりも、プレスンシールならではの使い方をしてこそ本領を発揮するんです!
通常のラップでは液体漏れしてしまうような角度でも、プレスンシールなら傾けてもこぼれません。
強力な圧着力のプレスンシールならこんなこともできちゃいます。
なんと、フィルム同士を圧着させれば袋のように!
さらに、食品を挟んで空気を抜けば、簡易的な真空パックに変身。ラップで包むよりも密封度が高く、生ものの小分け保存にもピッタリです。
食品を乗せて上下を挟むだけ。専用の器具がなくても真空保存が可能になります。ただし、プレスンシールの裏表を間違えないように注意しましょう。
余分なところははさみでカットしてコンパクトに冷蔵庫で保存できるのもナイス!
コストコのキッチン雑貨には、市販品とはひと味違う工夫と機能がありました。多少コスパが高くても使い勝手に満足できることは間違いありませんよ!
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