肩コリを改善するカギは 「40℃×20分の保温」でした
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いろいろ試してみても、肩コリが改善するいい方法が見つからない。そう嘆いている人は多いのではないでしょうか。第一三共ヘルスケアの調査によると、30代、40代で、最近1年間で経験した痛みとして、男女ともに肩コリが1位になっています。その割合は54.6%。
もはや国民病といっても過言ではない肩コリ。慢性の人なら、あきらめてしまっている人もいるのではないでしょうか。そんな人に専門家がオススメする方法は「だるい、痛いと感じたときに40℃で20分温めること」なんだそう。実は、肩コリの原因は“血行の悪さ”であることが多く、それが改善されるのが「40 ℃×20分」とのことなんです。
辛口テスト誌「MONOQLO」が徹底検証しました!
そこで辛口テスト誌『MONOQLO』が40 ℃×20分を叶える肩用温熱ピローがあるか、温度センサーやサーモカメラを使って皮膚温度を計測し、徹底的に検証。人気商品5つをおすすめ順にランキング化しました!
〈テスト方法〉
温度センサーを皮膚に貼り付け、製品を25分間使ったときの皮膚温度の変化を1分ごとに計測。また、温度が上がった状態をサーモカメラで記録。最高温度は温度センサーで計測した数値を採用しています。
40℃×20分を唯一叶えた あずきのチカラ 首肩用
桐灰化学
あずきのチカラ 首肩用
実勢価格:1538円
▼最高温度
▼持続性
肩コリに効くあっためグッズの中で、唯一40℃× 20分を叶えた「あずきのチカラ 首肩用」。実際に使うのは25分がおすすめです。温熱パットが首と肩に密着し、広く包み蒸してくれるため、肩の芯までしっかり温まり、コリをほぐしてくれます。使い勝手もレンジで約2分温めて肩にのせるだけという楽ちんさ。肩コリに悩む人は絶対試すべき、と自信をもってオススメできます。持続性に若干の波はありますが、40℃をしっかりキープしてくれます。
乗せているだけなのに動いても落ちない!
肩にフィットするサイズ感のため、しっかりホールドされ、落ちる心配はありません。
温度到達即祖は早いが持続性が弱い リラックスゆたぽん ほぐれる温蒸気
白元アース
リラックスゆたぽん
ほぐれる温蒸気
実勢価格:1068円
▼最高温度
▼持続性
レンジで温めるタイプ。序盤は一気に40℃まで温度が上昇して健闘しましたが、温める範囲が狭いのに加え、持続力がなく、すぐに温度が下がってしまって惜しい結果となりました。ただ、365回繰り返して使えるので、コスパ的には優秀です。
腰にも使えるが温度は低い めぐりズム 蒸気の温熱シート
花王
めぐりズム
蒸気の温熱シート
実勢価格:612円
※商品画像はAmazonより。あわせ買い対象商品
▼最高温度
▼持続性
蒸気の温熱で温める、貼るだけのタイプ。肩にも腰にも使えます。ただ、序盤の温度が低く、温度が上がるまでの時間が結構かかり、37℃が最高温度と低かったです。
4位: 持続性はいいが温度は上昇せず
夢みるここちのほっとリフレ
ピップ
夢みるここちのほっとリフレ
実勢価格:1320円
▼最高温度
▼持続性
ふわふわでつけ心地は気持ち良いのですが、温度はあまり上昇せず、35℃あたりをウロウロしていました。
5位: 温度が上がりやすく冷めやすい
やわらか湯たんぽ
クロッツ
やわらか湯たんぽ
実勢価格:6048円
※ブラックは4543円
▼最高温度
▼持続性
80℃近いお湯を入れる、いわゆる「湯たんぽ」タイプ
序盤は温度が上がりすぎてしまい、さらに冷めやすいと良いところなしの結果となりました。
[コラム]仕事中に肩重を感じたら アテックスで応急処置!
自宅でのケアなら肩用温熱ピローを使えばいいのですが、仕事中など、すぐに温めることができない状況でも、何とかしたいですよね。緩和のレベルではありますが、いい方法があります。肩が重い・だるいと感じたら「肩甲間部」というツボを刺激するのです。取材した専門家も「肩が軽くなり、重みがある程度は消えます」と太鼓判を押すほど効果的です。
アテックス
ATX-2030bk
実勢価格:977円
その際は、力をグッと入れやすいアテックスがオススメです。指圧する先端部にはポイント指圧に有効な突起が付いているため、肩や背中に当てたとき、より立体的な刺激になり、気持ちよくほぐすことができます。
以上、肩用温熱ピローのおすすめランキングをお届けしました。「あずきのチカラ 首肩用」がベストバイとなりました。肩コリに悩んでいる方はぜひ試してみてください!
※保温結果や効果には個人差があります。