奥深い調味料である「味噌」の選び方、おすすめをご紹介

奥深い調味料である「味噌」の選び方、おすすめをご紹介 イメージ

味噌は、味噌汁だけではなく炒め物の味つけや野菜をディップするなど、用途無限大の調味料です。とはいえ、原料や作り方など種類が豊富なだけに、どれを選んでいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか?

そこで味噌を「ボトルタイプ」、「白味噌・赤味噌」、「だし入り・減塩」の3タイプに分けてピックアップ。売れ筋製品を調査し、合計51製品を検証しました。

今回は手軽に使える「ボトルタイプ」13製品の中から総合評価の高かった上位5製品をご紹介します!

味噌を選ぶ際のキホン

味噌の原材料の違いは、味噌の「名称」を見るとわかります。

味噌は食品表示法「食品表示基準」で表示基準が定められています。また、カツオだしなどの風味味原料を加えている場合、風味味原料の割合が調味の目的で使用される添加物の原材料に占める割合を上回る場合は、「だし入り」と表示する必要があるのです。

名称別にそれぞれどんな味噌なのかまとめてみました。

●米みそ
大豆(脱脂加工大豆を除く。以下同じ。)を蒸煮したものに、米を蒸煮してこうじ菌を培養したもの(米こうじ)を加えたものに食塩を混合したものです。

●麦みそ
大豆を蒸煮したものに、大麦又ははだか麦を蒸煮してこうじ菌を培養したもの(麦こうじ)を加えたものに食塩を混合したものです。

●豆みそ
大豆を蒸煮してこうじ菌を培養したもの(豆こうじ)に食塩を混合したものです。

●調合みそ
米みそ、麦みそ又は豆みそを混合したもの、米こうじに麦こうじ又は豆こうじを混合したものを使用したもの等米みそ、麦みそ及び豆みそ以外のものをいいます。

●みそ加工品
食品表示法「食品表示基準」に当てはまらないみその加工品です。

全51製品をプロの実食で本気採点しました!

全51製品をプロの実食で本気採点しました! イメージ

テストでは、まずはそのまま食べ、次に規定量で薄めて味噌汁にし、また、野菜などにそのままつけて味を確かめました。

検証方法

評価にあたっては、プロと編集部員、主婦が実際に味噌を試食。採点はプロが行い、味の感想には主婦の意見も反映しています。評価項目は以下の5項目、100点満点になります。

評価だけでなく自分の好みも重要!

総合評価の点数も購入基準にはなりますが、「結局食べない」ではもったいないので、買う時は自分の重要視する項目の点数や、味の好みも参考にしましょう。

それでは、ボトルタイプ13製品の中からトップ5の発表です! ボトルタイプの味噌はマルコメとマルサンアイから多くの種類が登場していて、今回比較した13製品は2社からエントリーされました。

糀の自然な甘みあふれる贅沢な味わい マルコメ「液みそ 麹美人」

糀の自然な甘みあふれる贅沢な味わい マルコメ「液みそ 麹美人」 イメージ

マルコメ
液みそ
糀美人
実勢価格:289円

内容量:430g
100gあたりの値段:67.2円
100gあたりのカロリー:176.5kcal
100gあたりの食塩相当量:10.0g
甘さ:★★★★☆

※Amazon、楽天は「10本セット」の購入ページになります。

▼テスト結果
味の第一印象:25点
素材の味わい:18点
香り    :18点
バランス  :18点
リピート度 :8点
総合点   :87点

マルコメ「液みそ 麹美人」
は、「24割糀みそ」と、関西の高級白味噌とほぼ同じ割合の糀を使っているだけあってコクと旨み、糀の自然な甘みにあふれています。

糀の自然な甘みあふれる贅沢な味わい マルコメ「液みそ 麹美人」 イメージ2

糀の粒もたっぷり入っていてすごく贅沢。コクを出す調味料としても使えます。

ロールキャベツのスープにもぴったり

ロールキャベツのスープにもぴったり イメージ

糀の味わいが深い味わいで、カツオとコンブのだしが加わって深みとコクがあります。液体なのに大豆の粒感もあって大満足。

関西風の白味噌のような味を生かし、ロールキャベツのスープにしてみて。挽肉の旨みとキャベツの甘み、味噌がぴったり合ってすごくおいしいです!

味噌汁より料理の調味料に使いたい マルコメ「料亭の味 白みそ」

味噌汁より料理の調味料に使いたい マルコメ「料亭の味 白みそ」 イメージ

マルコメ
液みそ
料亭の味
白みそ
実勢価格:278円

内容量:430g
100gあたりの値段:64.7円
100gあたりのカロリー:193.3kcal
100gあたりの食塩相当量:4.7g
甘さ:★★★★★

※Amazonは「5本セット」の購入ページになります。

▼テスト結果
味の第一印象:20点
素材の味わい:15点
香り    :15点
バランス  :16点
リピート度 :6点
総合点   :72点

マルコメ「料亭の味 白みそ」
は、カツオとコンブのだしがきき、水飴が入っていてかなり甘く、京都の雑煮のような味。

味噌汁より料理の調味料に使いたい マルコメ「料亭の味 白みそ」 イメージ2

味噌汁に使うより、マヨネーズと和えて白身魚に塗ったり、ピザ用チーズと混ぜて油揚げにのせたりと調味料として使いたい味です。

レトルトカレーにちょい足しもいい マルコメ「液みそ 健康みそ汁」

レトルトカレーにちょい足しもいい マルコメ「液みそ 健康みそ汁」 イメージ

マルコメ
液みそ
健康みそ汁
実勢価格:375円

内容量:430g
100gあたりの値段:87.2円
100gあたりのカロリー:176.5kcal
100gあたりの食塩相当量:10.0g
甘さ:★☆☆☆☆

※Amazonは「パントリー」の購入ページになります。

▼テスト結果
味の第一印象:25点
素材の味わい:10点
香り    :15点
バランス  :15点
リピート度 :5点
総合点   :70点

マルコメ「液みそ 健康みそ汁」
は、順天堂大学の小林弘幸教授提唱の「長生きみそ汁」を手軽に作れる液体味噌です。

レトルトカレーにちょい足しもいい マルコメ「液みそ 健康みそ汁」 イメージ2

玉ねぎの香りと味が強く、スープのよう。生だと味噌のコクがあるウスターソースのような味なので、カレーなどの隠し味にしてもいいですよ。

一手間かけるともっとおいしい マルコメ「液みそ 料亭の味 四種合わせ」

一手間かけるともっとおいしい マルコメ「液みそ 料亭の味 四種合わせ」 イメージ

マルコメ
液みそ
料亭の味 四種合わせ
実勢価格:289円

内容量:430g
100gあたりの値段:67.2円
100gあたりのカロリー:147.1kcal
100gあたりの食塩相当量:10.6g
甘さ:★★★☆☆

※Amazonは「パントリー」の購入ページになります。
※楽天は「2本セット」の購入ページになります。

▼テスト結果
味の第一印象:20点
素材の味わい:15点
香り    :15点
バランス  :15点
リピート度 :5点
総合点   :70点

マルコメ「液みそ 料亭の味 四種合わせ」
は、米味噌、白味噌などを合わせ、コンブやカツオブシのだしにもこだわっており、穏やかな旨みで確かに料亭の味です。

一手間かけるともっとおいしい マルコメ「液みそ 料亭の味 四種合わせ」 イメージ2

ただ、このままだと味に決め手がないので、焼いたエビや焼きナスを具にするなど一手間が必要でしょう。

5位: 旨み系調味料の使い方がとても上手! マルコメ「液みそ減塩」

5位: 旨み系調味料の使い方がとても上手! マルコメ「液みそ減塩」 イメージ

マルコメ
液みそ減塩
実勢価格:246円

内容量:430g
100gあたりの値段:57.2円
100gあたりのカロリー:182.4kcal
100gあたりの食塩相当量:7.6g
甘さ:★★☆☆☆

※Amazonは「パントリー」の購入ページになります。

▼テスト結果
味の第一印象:20点
素材の味わい:12点
香り    :12点
バランス  :15点
リピート度 :5点
総合点   :64点

マルコメ「液みそ減塩」
は、そのままディップなどに使うには不向きですが、湯で溶くとおいしいです!

5位: 旨み系調味料の使い方がとても上手! マルコメ「液みそ減塩」 イメージ2

「液みそ料亭の味」よりもカツオやコンブのだしやアミノ酸系調味料の旨みが強いですが、塩み控えめ旨み強めのバランスが絶妙です。

味噌の売れ筋ランキングもチェック!

味噌のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。

以上、ボトルタイプの味噌トップ5でした。最近増え始めたボトルタイプの製品は、だしを取ったり味噌を溶かしたりする必要がなくとても手軽! ぜひ参考に試してみてくださいね。