超旨い! たまごの揚げ料理
コツが分かれば失敗なし!フライドエッグといえば「目玉焼き」のことを指しますが、今回ご紹介する「フライドエッグ」はひと味違う“揚げ料理”です。
こちらのフライドエッグは、たまごを溶かずにそのまま、表面を高温の油で揚げて作ります。スペインでは、目玉焼きをにんにく入りのオリーブオイルで揚げるのが基本だそうで、日本では「スパニッシュフライドエッグ」の名称で知られるようになりました。

黄身を半熟にした状態でキープするので、外はカリッと香ばしく、中はとろりとした食感がやみつきになる一品。たまごの新定番メニューとなりそうです。
そこで、そんな「とろ~り」フライドエッグを簡単に作れないかと、今回は王道とアレンジを含めた3つのレシピを考案してみました!
カリッジュワッの揚げ焼きがコツ
[レシピ①王道フライドエッグ]まずは、王道のフライドエッグの作り方からご紹介します。
たまごは火から下ろしても加熱が進んでしまうので、コツは火加減と加熱時間。たまごの温度によって加熱時間は異なるので、揚げた時の「きつね色」の美味しいタイミングを逃さないように気をつけてくださいね。
①熱した油にたまごを入れる

たまごは直接フライパンの上で割るのではなく、あらかじめ小さな器に割っておきます。多めの揚げ油を180℃に熱し、フライパンを傾けて油を寄せ、たまごを静かに入れます。
②揚げながらオムレツ型に

フライパンの曲線に沿わせるようにして、たまごの形を整えながら揚げ焼きにします。ひっくり返して両面を揚げ、好みのかたさになったら取り出します。
フライパンの曲線を使って白身をまとめれば、たまごの形がオムレツ風になるのでお皿に盛り付けた時にきれいになりますよ。
焦らず揚げれば絶妙なとろみに
[レシピ②ザクッとパン粉揚げ]続いては、パン粉をまぶして揚げたフライテイストなレシピです。……こちら、コロッケじゃなくて中身は半熟たまご! というドッキリ感も味わえる一品。
外の衣はザクザク、中のたまごはふわっと半熟でボリューミーになります。食べごたえ十分なので、夕飯のおかずやパーティーにも受けること間違いナシ!

①生たまごにパン粉をつける

バットにパン粉を入れ、たまごをそっと割り入れます。たまごの上からもパン粉をかけて包み、コロッケのように丸くまとめます。黄身を崩さないようにご注意を!
②やさしく揚げてきつね色にする

揚げ油を170℃に熱し、衣をつけたたまごを揚げます。たまごが少しふくらんで、パン粉がおいしそうなきつね色になったら、取り出して油を切ります。
パン粉をまぶすだけで意外と簡単にまとまるので中身が出る心配はありません。なお焦って強火で揚げると、たまごに火が通る前に衣がこげてしまうので、中火くらいで揚げるのがコツです。
衣は濃いめを絡ませて
[レシピ③さっくり食感の天ぷら]最後に、天ぷら屋さんなどでも人気の高いたまごの天ぷらを作ってみました。市販の天ぷら粉を使えばとっても簡単にできちゃいますよ!

①通常より濃いめの衣を作る

あらかじめ、半熟卵を用意しておきます。ボウルに天ぷら粉をといて、衣を作ります。このとき通常より少し濃く作るのがポイント。衣ができたら半熟たまごをくぐらせます。
②衣だけ、さっと揚げる

たまご全体が浸かるくらいの量の揚げ油を170℃に熱し、たまごを揚げます。衣に色がついたら取り出し、油を切ります。
中身は半熟たまごなので、表面の衣が揚がったらすぐに引きあげるのがコツです。
以上、フライドエッグのレシピのご紹介でした。たまごは予熱でも調理が進んでしまうので、どの料理も「ちょっと早いかな?」くらいで油から引き上げると美味しく仕上がります。ぜひ自分のお好みのフライドエッグをお試しください!