おすすめの爪切りの選び方
ネイルケアに気を使う女性ならまだしも、一般男性で爪切りにこだわりをもつ人は少ないかもしれません。なかには「爪切りなんて、爪が切れればなんでもいい!」「高級爪切りって意味あるの?」と考えている人も多いのでは? でも、爪切りのことがわからなければ、その善し悪しすら分かりません。
そこでまずは爪切り選びの基本として、種類や形状などについてご紹介しましょう。
選び方1:主流は「クリッパー型」と「ニッパー型」の2種類
爪切りにはさまざまな形状がありますが、現在市場で販売されている爪切りのほとんどは「クリッパー型爪切り」と「ニッパー型爪切り」と呼ばれるものです。
[クリッパー型]
日本で広く普及しているのが「クリッパー型」。爪切りといえばこの形をイメージする人も多いと思います。基本の形こそ同じですが、刃の形状、爪ヤスリの目、切った爪の飛散を防止するカバーなどに違いがあり、それぞれで使い勝手が変わってきます。「テコ型爪切り」とも呼ばれます。
クリッパー型は
・「刃」:反り刃が一般的だが、一直線の直刃や斜めのものもある
・「テコ」:指の力を加える部分。長い爪切りほど軽い力で切れる
・「やすり」:横一線・クロス状・粒状の3種類がある
・「カバー::キャッチャーとも呼ばれ、切った爪が飛ぶのを防ぐ。付属しない製品もある
部分がチェックのポイントになります。
[ニッパー型]
爪の固い人が多い欧米ではニッパー式爪切りが主流になっています。持ちやすく、刃の先端でも爪が切れるニッパー爪切りは、とくに足の爪を切るのに適しており、最近は日本でも製品数が増えています。「爪切りニッパー」とも呼ばれます。
ニッパー型は、
・「刃」:反り刃・直刃・喰い切り刃の三種類
・「柄」:手に合わないと使いにくい
・「バネ」:製品によりスプリング、板バネなど形が異なる
に注目し選びましょう。
選び方2:カバーは、切れ込みがあると爪の端が切りやすい
切った爪の飛散を防ぐカバーにも、製品ごとに違いが見られます。最近の製品は刃に合わせて切れ込みがあるものが多く、このタイプだと爪の先を刃先に入れるとき、カバーにぶつかりにくくなります。なお、飛散防止の性能に大きな違いはないようです。
切れ込みなし
切れ込みがないと、爪を入れたときにカバーにぶつかり切りにくいこともあります。
切れ込みあり
切れ込みがあると、爪の端に当たることがなく切りやすくなります。
選び方3:刃の近さ
狙ったポイントを確実に切りたい場合には、支柱から刃までの距離が短いものを選びましょう。
支柱から刃までの距離が長いと切る際にブレやすくなります。
距離が短いと、切りたい部分を狙いやすくなります。
選び方4:刃の高さ
刃を合わせた際の高さが低いと切る場所を見やすいです。
高さがあるものは切った爪を多く収納できるため、捨てる手間が少なくなるといったメリットがあります。
上下の刃を合わせた高さがあまりないタイプのものを選ぶと、支柱から刃までの距離と同様にズレが生じず切りやすくなります。
選び方5:刃とテコの幅
刃とテコの幅が合っていないと切った爪の断面が荒れやすいです。
刃とテコの幅が合っていないと力が均等に伝わりにくくなり、切った断面が荒れやすくなります。
断面の粗さによって切った爪の感触が悪くなるため、テコと刃の幅がだいたい同じものを選ぶことが重要になります。
豆知識編:和・洋のハサミ型爪切りもあります
今はあまり見かけませんが、爪切りには和洋のはさみ型爪切りも存在します。洋鋏型が輸入される前の日本では裁縫用の和鋏で爪を切っていました。
洋鋏型
洋鋏型は赤ちゃん用の爪切りとして今も売られているので知っている人も多いかもしれません。
和鋏型
こちらは和鋏型の爪切りです。
爪切りを選ぶ際は以上のことをチェックしてみてくださいね。
[爪切りの基本]トラブルを避ける正しい切り方は?
適当に爪を切ると、深爪や巻き爪といったトラブルに発展し、少なからず痛い思いをしてしまいます。これを避けるためにも、正しい爪の切り方を知っておきましょう! これらの方法で爪を切れば、たとえ性能の悪い爪切りでもトラブル回避の可能性が高まりますよ。
正しい爪の切り方(1):指先のカーブに沿って5~6回で切る
正しい爪の切り方は手も足も基本的には同じ。医師によると、爪のカーブに合わせて5~6回ほど細かく切り、白い部分を約0.5mm残すようにするのが大切とのことです。こうすることで深爪を防止することができます。
手順1.指先のカーブに合わせて端から切ります
爪の先のカーブに合わせて、端からゆっくりと切りましょう。爪がかなり長いときは一気に切らず、手順1~2を複数回繰り返します。
手順2.手も足も5~6回程度で細かく切りきります
爪の端から端までは、右→中央→左のようにざっくり切らず、5~6回程度で切りきるように調整して切っていくのがポイントです。
手順3.爪の白い部分は0.5mmほど残します
爪の白い部分は0.5mmほど残すのが正解。最後はやすりでバリを落とせば完了です。
[注意ポイント]深爪になると皮膚が傷つくことも……
爪の白い部分がなくなり、指先の皮膚が出ているのが「深爪」です。皮膚が傷つく可能性があるので避けるようにしてくださいね。手の爪は2週間に1回、足の爪はひと月に1回切るのが目安です。
正しい爪の切り方(2):足の親指は角を残して巻き爪回避!
親指の爪の両端が内側に反り返って皮膚に食い込み、ときに激痛を伴う「巻き爪」。医師によれば、巻き爪を回避するには左右の爪の白い部分を残す「スクエアオフ」の実践がオススメとのことでした。
爪の両角を残すことで足底からの圧力を爪で受け止めることができます。爪の形状によっては見た目が悪くなるが、痛みを伴うほどなら試さない手はありませんね。
手順1.中央部分を一直線に切ります
まずは、親指の爪の中央部分を一直線に切ります。反り刃のクリッパー型爪切りだと切りづらい場合は、直刃やニッパー型を用意してください。
手順2.両角は少し切るだけ!
両角は大部分を残しつつ丸めるように少し切り、最後にやすりで整えます。
[完了]スクエアオフなら巻き爪になりにくい!
見た目にこだわって、角を切りすぎるとあとで痛い目をみます! ぜひ参考にしてくださいね。
知っておくと役に立つ! 爪切りの豆知識はコチラ
選び方、正しい爪の切り方をおさえたところで、もう一つ爪切りに関する豆知識をご紹介します。爪切り選びや爪ケアにお役立てください。
[爪はお風呂上がりが切りやすい]
爪は通常、10%程度の水分を含んでいますが、乾燥して水分量が減ると固くなって割れやすくなります。これを防ぐのに有効なのが、お風呂上がりの爪切りです。入浴後は爪に十分な水分が供給され、柔らかくなって切りやすいですよ。
[水虫菌は爪切り経由でも伝染する]
爪切りは家族間で共用することが多いですが、注意したいのは水虫の感染。専門家曰く、水虫の菌は爪切り経由で移る可能性もあり、共用は避けたほうがいいとのこと。どうしても共用する場合はアルコールで拭いてから使ってください。
[医療現場の爪切りはニッパータイプが主流]
前述のとおり一般家庭で爪切りといえばクリッパー型ですが、医療や介護の現場ではニッパー型が主流です。ただ、必ずしもニッパー型だけが使われているわけではなく、看護師の通常ケアではクリッパー型も使用されるそうです。
[音が大きい=切れ味がいいというワケではない]
爪切りから「パチン!」と小気味のいい音がすると切れ味がいいように感じますが、じつは切ったときの音は、爪切り本体やカバーの材質で音の大きさ・高さが変わってきます。切り心地はいいかもしれないですが、いい音がするから切れ味が良いワケではないのです。
足の巻き爪用にはフラットタイプが有効
足の巻き爪の方におすすめの爪切りがあります。それは、直線刃爪切りです。直線刃爪切りは、爪に対して刃を当てやすく作られているのが特徴です。従来の爪切りは曲線刃で作られていることが多いですが、曲線刃爪切りは巻き爪の原因にもなります。
直線刃爪切りは爪に曲線を描くことなく直線で切ることができるので、巻き爪を引き起こしづらくなります。
また直線刃爪切りで爪を切ると、きれいに爪を伸ばすこともできるのでネイルをする女性にも人気です。
こちらの貝印「ニュースタンダード爪切り L HL0603」は、刃がフラットで上下刃の間隔が実測2.9mmと広め。分厚い足の爪を挟みやすいので使いやすいです。
貝印
ニュースタンダード爪切り L
HL0603
実勢価格:545円
フラットな刃と長めのサイズで足の爪を快適に切ることができます。
手と使い分けるのも有効です。
おすすめ爪切りのテスト方法は?
今回テストするのは、クリッパー型で人気の10製品。この中から使い勝手がよく、なおかつ切ったあとが滑らかになる優秀な爪切りを探します。
テストでは、次の4つの項目を比較しました。
比較項目1:刃の切れ味
親指、中指、小指を想定したネイルチップを切り、切断面をマイクロスコープで撮影。断面の滑らかさやバリの発生をチェックしました。また、上刃と下刃のカブリも確認しています。
比較項目2:使いやすさ
上刃と下刃の間隔や支柱までの距離、さらに狙いやすさや持ちやすさ、付属ヤスリなど、使い勝手に関する評価を実際に使って判断しました。利き手じゃないほうでも力を入れずに切れるものがベストです。
比較項目3:爪の飛び散り
黒い紙の上で実際に爪やネイルチップを切り、爪がこぼれたり、飛んだりしないかをチェック。じつに1000回以上切り、その結果をスコア化しています。
比較項目4:爪の捨てやすさ
切った爪の捨てやすさは、カバーの使いやすさや取り外しやすさが大きく影響します。なかには独自の機構を持ったものもあります。
以上の4項目をテストした結果は、おすすめ順にランキングで発表します。10製品の中で使いやすい爪切りNO.1に輝いたのは、いったいどの製品でしょうか。
それでは、お待ちかねのおすすめランキングを発表します!
【おすすめ爪切り1位】KIYA「爪切り 黒 大」|軽い力で気持ちよく切れるんです
木屋
KIYA 爪切 黒(大)
実勢価格:1320円
サイズ:69(H)×19(W)×17(D)mm
重量:49g(ともに実測値)
▼テスト結果
- 刃の切れ味: 22点/30点
- 使いやすさ: 26点/30点
- 飛び散り: 18点/20点
- 捨てやすさ: 20点/20点
- 合計: 86点/100点
ベストバイに輝いたのは、KIYA「爪切り 黒 大」。刃の切れ味はそこそこでしたが、使いやすさ、切った爪の飛散、捨てやすさでは高評価を獲得しました。
切れ味はそこそこでも絶妙なカブリで断面が美しい
断面を見るとわずかに白化していますが、滑らかでバリも見られません。材質が鋼であるため、切れ味が長く維持されるのも大きな特徴といえます。切ったあとの断面が滑らかなため、正しく切ればヤスリで整える必要がありません。
わずかに白化しますが断面はそこそこキレイです。
最小クラスのサイズながら切る際の力は必要なし
今回テストした中では最小サイズ。小さいと切る際に力が必要になりがちですが、本製品は軽い力で快適に切ることができました。コンパクトなぶん、切りたい場所を狙いやすく、持ち歩くのにも最適といえます。
上刃と下刃の間隔が狭く、支柱から刃までの距離が短くて切りやすい
上刃と下刃の間隔が2.1mmで爪を挟みやすく、支柱から刃までの距離が短いため、わずかな力で簡単に切れます。また、刃を合わせた際に高さがあって爪切り内の空間が広いため、切った爪がこぼれにくいのも◎。
構造はオーソドックスですが、上刃と下刃の間隔や支柱からの距離、テコと刃の幅などが使いやすいように考え抜かれているため、抜群の切りやすさです。
【おすすめ爪切り2位】無印良品「スチール爪切り・大 PPカバー付」|使いやすさが光ります
無印良品
スチール爪切り・大
PPカバー付
実勢価格:940円
サイズ:80(H)×19(W)×18(D)mm
重量:57g(ともに実測値)
▼テスト結果
- 刃の切れ味: 26点/30点
- 使いやすさ: 20点/30点
- 飛び散り: 14点/20点
- 捨てやすさ: 20点/20点
- 合計: 80点/100点
2位は無印良品「スチール爪切り・大 PPカバー付」。ケースが透明で切った爪を確認しやすいのが意外に便利。切る際にやや重く感じますが切れ味は良好です。
【おすすめ爪切り3位】貝印「関孫六 ツメキリ type101」|軽い力で快適に切れ使いやすさNO.1
貝印
関孫六
ツメキリ type101
実勢価格:1626円
サイズ:90(H)×25(W)×18(D)mm
重量:70g(ともに実測値)
▼テスト結果
- 刃の切れ味: 15点/30点
- 使いやすさ: 30点/30点
- 飛び散り: 14点/20点
- 捨てやすさ: 20点/20点
- 合計: 79点/100点
3位は貝印「関孫六 ツメキリ type101」。刃の上下幅が狭いため、切りたい箇所を狙いやすく、軽い力で快適に切れます。刃自体の切れ味はごく平凡なスコアですが、使いやすさで他を圧倒しランクイン。ただし爪が溢れやすいのでこまめに捨てましょう。
切断面はなめらか
カブリが大きい影響か、切るとバリが発生します。
グリップ性が高く力が入りやすい
刃を合わせた際の高さが出ない構造です。また、支柱から刃までの距離が短いため、爪を切る感触が伝わりやすくなっています。刃はステンレス刃になっています「。
4位: 【おすすめ爪切り4位】グリーンベル「匠の技 G-1201」|切れ味・使いやすさともに高評価で優秀
グリーンベル
匠の技
G-1201
実勢価格:928円
サイズ:95(H)×25(W)×19(D)mm
重量:58g(ともに実測値)
▼テスト結果
- 刃の切れ味: 24点/30点
- 使いやすさ: 26点/30点
- 飛び散り: 12点/20点
- 捨てやすさ: 16点/20点
- 合計: 78点/100点
4位はグリーンベル「匠の技 G-1201」。優秀な刃の切れ味と使い勝手の良さで過去にもベストバイに輝いたステンレス製爪切り。ケースが外しやすく、切った爪を簡単に捨てられるのも高評価のポイント。ただしスリットが大きく切った爪がややこぼれやすいです。
カブリが少なめで切断面はキレイ
二度刃付け技術により鋭利性が高く、切断面が滑らかで美しいです。
スリットが大きいから分厚い爪も安心
大きなスリットがあるため足の爪なども切りやすいのですが、その反面、切った爪が飛び散りやすい傾向もありました。
4位: 【おすすめ爪切り4位】セブンプレミアム「爪切り Mサイズ」|コンビニ製品では今回ベストスコア
貝印
セブンプレミアム
爪切り
Mサイズ
実勢価格:577円
サイズ:89(H)×19(W)×18(D)mm
重量:39g(ともに実測値)
▼テスト結果
- 刃の切れ味: 26点/30点
- 使いやすさ: 20点/30点
- 飛び散り: 16点/20点
- 捨てやすさ: 16点/20点
- 合計: 78点/100点
同4位はセブンプレミアム「爪切り Mサイズ。製造メーカーが貝印であるため、刃の切れ味の良さは優秀でした。ケースが外しやすく、爪が捨てやすいです。
6位: 【おすすめ爪切り6位】グリーンベル「匠の技 G-1014」|ケースを外す際にコツが必要
グリーンベル
匠の技
G-1014
実勢価格:928円
サイズ:90(H)×28(W)×19(D)mm
重量:60g(ともに実測値)
▼テスト結果
- 刃の切れ味: 26点/30点
- 使いやすさ: 22点/30点
- 飛び散り: 16点/20点
- 捨てやすさ: 8点/20点
- 合計: 72点/100点
6位はグリーンベル「匠の技 G-1014」。ケースがとにかく固く、外すのに手間がかかります。刃の切れ味、使いやすさがともに高評価なだけに残念です。
7位: 【おすすめ爪切り7位】HMH SK「爪切り」|独自機構で面白いが使い勝手はイマイチ
HMH SK
爪切り
実勢価格:1240円
サイズ:87(H)×19(W)×16(D)mm
重量:70g(ともに実測値)
▼テスト結果
- 刃の切れ味: 22点/30点
- 使いやすさ: 18点/30点
- 飛び散り: 16点/20点
- 捨てやすさ: 14点/20点
- 合計: 70点/100点
7位はHMH SK「爪切り」。テコに支柱を使用していないため、切った爪が奥に送り込まれます。使い始めや爪を捨てるのがやや面倒でした。
8位: 【おすすめ爪切り8位】Hanmir「爪切り」|使いやすいが爪の飛び散りが多い
Hanmir
爪切り
実勢価格:840円
サイズ:90(H)×20(W)×19(D)mm
重量:90g(ともに実測値)
▼テスト結果
- 刃の切れ味: 24点/30点
- 使いやすさ: 28点/30点
- 飛び散り: 6点/20点
- 捨てやすさ: 8点/20点
- 合計: 66点/100点
8位はHanmir「爪切り」。刃の切れ味、使いやすさともに優秀ですが、切った爪が飛び散りやすいのが残念。アーチ状の刃が特徴です。
8位: 【おすすめ爪切り8位】ローソン「ツメキリ M」|切断面はキレイだがややバリが目立つ
ローソン
ツメキリ M
実勢価格:502円
サイズ:90(H)×20(W)×19(D)mm
重量:90g(ともに実測値)
▼テスト結果
- 刃の切れ味: 18点/30点
- 使いやすさ: 20点/30点
- 飛び散り: 14点/20点
- 捨てやすさ: 14点/20点
- 合計: 66点/100点
同8位はローソン「ツメキリ M」。セブンプレミアムと同じく貝印製ですが、支柱から刃までの距離が長いため切る際にやや響くような感触です。
10位: 【おすすめ爪切り10位】フェザー安全剃刀「フェザー ツメキリL」|大量のバリが発生して使いやすさもかなり微妙
フェザー安全剃刀
フェザー
ツメキリL
実勢価格:605円
サイズ:102(H)×21(W)×20(D)mm
重量:70g(ともに実測値)
▼テスト結果
- 刃の切れ味: 12点/30点
- 使いやすさ: 16点/30点
- 飛び散り: 20点/20点
- 捨てやすさ: 8点/20点
- 合計: 56点/100点
10位はフェザー安全剃刀「フェザー ツメキリL」。爪の切断面をマイクロスコープで撮影したところ、サンプルのすべてにバリが発生しました。また、ケースはスライドのみで外れないため、切った爪を捨てづらく、完全に捨てきれているかを確認するのも難しい構造です。
テストではバリが発生してしまいました
中央部分に押し切ったようなバリが高頻度で発生しました。こうなるとヤスリでケアするにも大きく削らなければなりません。
爪を切ると響くような感覚
刃の幅とテコの幅が極端にアンバランスなため、切る際にズレやすく、バリの発生原因のひとつになっていると思われます。
以上、おすすめの爪切り10選でした。次に、注目されている「電動爪切り」について紹介します。
[電動爪切り]子供や老人にもおすすめって本当?
「従来の爪切りを子供や祖父母が使用するのは少し不安...」「握力がなくて従来の爪切りは使いづらい...」といったお悩みをお持ちの方がいらっしゃると思います。そんな方から注目が高まっているのが電動爪切りです。
電動爪切りは、回転する削り刃で爪を短くします。従来の爪切りと異なり、爪を切って短くするのではなく削ることで短くするのが特徴です。電動爪切りには刃周りに安全カバーが付いているものや、ゆっくりと回転し安全に爪を削るものなどがあります。これらは安全面に優れているとされ、子供や老人の方に人気です。また電動爪切りはヤスリや角質ケアなどの機能がついているものもあります。
そんなに評判がいいなら! と雑誌『MONOQLO』が実際に試したところ、満足できる商品はありませんでした。削る力が弱く思うように切れず、仕上がりも微妙という結果に…。
今後の進化に期待したいですね。
▼電動爪切りのテストはこちら!
爪切りの売れ筋ランキングもチェック!
爪切りのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
【まとめ】全項目で高評価のKIYAがベストバイ
以上、爪切りのおすすめランキング10選でした。「刃の切れ味」と「使いやすさ」、「捨てやすさ」に注目した今回のテストでは、支柱から刃までの距離と、刃を合わせた際の高さが使い勝手に大きく影響することがわかりました。
また、切った際の飛び散りやこぼれ、切った爪の捨てやすさの比較では、スリットが大きすぎると飛び散りの原因になったり、ケースが外しづらいものや完全に外れないものは切った爪を捨てるのが面倒ということもわかりました。
ベストバイのKIYA「爪切り 黒 大」はすべての評価が高水準で使いやすく切りやすかったです。実際に使ってみないと良し悪しはわからない爪切り。買い替え時はランキングを参考にしてみてください。
切断面に白化やバリの発生がないものほど切れ味が良いです。