プロがチェックして徹底比較
美白美容液全7製品の全成分を人気の美白美容液7製品を比較した記事を先日公開しましたが、今回はそのなかから「成分」に注目したテスト結果をご紹介します。
「半信半疑のあなたへ」美白美容液はもう1400円で十分でした
美白に有効とされる成分や美白成分の浸透の妨げがないか、また、成分同士の相性まで美容のプロに分析してもらいました。
成分比較のポイントは、美白成分が浸透しやすい処方になっているかと、刺激成分の有無。美白美容液は日々使い続けてこそ効果を発揮するので、刺激の少なさは重要です。
気になる結果は、なんと1位に3商品がひしめく大混戦となりました。早速ランキングを発表します!
有用成分配合で美白への期待も高い
堂々1位は低刺激にこだわった無印見事1位だったのは無印良品。メラニンの生成を抑えたり、できてしまったメラニンを還元する作用に優れたビタミンC誘導体をはじめ、保湿成分も配合されています。低刺激にこだわっている点も高評価でした。
(画像をクリックすると購入ページへ移動します)
無印良品
敏感肌用薬用美白美容液
実勢価格:1400円

[GOODな成分]
ビタミンC・2-グルコシド
濃グリセリン
1,2-ペンタンジオール
ミリスチン酸オクチルドデシル
美白と保湿を同時に叶えてくれる1本
同1位は植物エキス配合のトランシーノ トラネキサム酸に加え、美白効果のある植物エキスを配合している薬用トランシーノも無印と同様1位でした。美白成分だけではなく保湿成分も入っているので、これ1本で美白と保湿が同時に叶います。
第一三共ヘルスケア
トランシーノ
薬用ホワイトニングエッセンスEX
実勢価格:3878円

[GOODな成分]
トラネキサム酸
桑エキス
セイヨウノコギリソウエキス
天然精油の香りに癒やされるやさしい成分設計
オイルタイプのルミーチェも同じく1位油溶性のビタミンC誘導体配合で肌への浸透性が良かったウテナも同1位でした。肌に優しい成分設計で、天然精油の自然な香りに癒やされます。
ウテナ
ルミーチェ
美白オイルエッセンス
実勢価格:866円

[GOODな成分]
テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビルEX
ホホバ油
シュガースクワラン
リンゴ酸ジイソステアリル
石油系界面活性剤はマイナスポイント
2つの成分がシミにいいHAKU4-メトキシサリチル酸カリウム塩とトラネキサム酸、2つの美白成分がシミにフォーカスするとされる美白の定番HAKU。しかし、ポリオキシエチレンなどの石油系界面活性剤が配合されているため、4位に留まりました。
資生堂
HAKU
メラノフォーカス 3D
実勢価格:8690円

[GOODな成分]
4-メトキシサリチル酸カリウム塩
トラネキサム酸
[BADな成分]
ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル
合成ポリマーがやや多いのが残念
手頃でも悪くないアクアレーベルシミの原因になるメラニンの生成を抑える作用があるトラネキサム酸以外に、肌荒れにも効果的なグリチルリチン酸ジカリウムを配合。ただ、Bad成分の石油系界面活性剤や合成ポリマーの割合がやや多いのが残念な点でした。
資生堂
アクアレーベル
シミ対策美容液
実勢価格:2080円

[GOODな成分]
トラネキサム酸
グリチルリチン酸ジカリウム
[BADな成分]
ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル
浸透を妨げる成分がやや多く残念
ケシミンは美白に加えて炎症をセーブ美白成分L-アスコルビン酸2-グルコシド以外に炎症を抑える成分も配合されたケシミン。コーティング力が高く、浸透を妨げる合成ポリマーが若干多いのが気になります。
小林製薬
ケシミン美容液
実勢価格:1101円

[GOODな成分]
L-アスコルビン酸2-グルコシド
[BADな成分]
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体
薬品のような香りで刺激が強い
最下位は肌への負担が心配なオバジ最下位はロート製薬のオバジ。アスコルビン酸やトコフェロールはよかったものの、成分表示の一番最初に記載されていたのがエトキシジグリコール。これは肌への負担となる可能性が高く、薬品のような香りの原因と思われます。肌への刺激が強い成分が最も多く配合されているため、最下位でした。

ロート製薬
オバジ
C10セラム
実勢価格:3948円

[GOODな成分]
アスコルビン酸
トコフェロール
[BADな成分]
エトキシジグリコール
毎日使い続けるには、肌への刺激の少なさは重要ポイント。今回1位になった無印良品が資生堂を超えたのは、低刺激と美白の有用成分が高いところにありました。