文房具いまやひとり一台の時代かも?
便利な家庭用シュレッダー

届いた荷物の送り状やら、DM、買い物のレシートといった個人情報。このご時世、そのままゴミ箱に捨てちゃうのってちょっとコワイですよね。でもハサミで切るのも疲れるし…。

そこで便利なのが、家庭やオフィスのデスク下にもおけちゃう、小型の「家庭用シュレッダー」。価格も3000円台からと、お値段も手軽です。

そこで今回は、電動式の家庭用シュレッダー6台をテスト。どれも似たり寄ったりかと思いきや、「裁断の細かさ」や「静音性」など、比べてみるとけっこう違いが出ました。

テストの結果ベストとなった製品と、各製品それぞれの特徴をご紹介したいと思います。

文房具[選び方]裁断の細かさと
静音性が重要なポイントです

資料をシュレッダーをかけるのは、重要な情報を判別できないように廃棄したいからですよね。なので「裁断の細かさ」はとくに重要です。

また、実際に家庭用シュレッダーを使っていると気になってくるのが「静音性」です。手動の場合はシャリシャリ…と静かめですが、電動の場合はかなり動作音が気になる製品があり、騒音にもなってしまいます。

とくに機密性の高い資料は細かく裁断されてほしいところです。

また、クレジットカードやCD・DVDの裁断、紙ゴミを取り出す時に散らばりにくいなどの「使いやすさ」も、見落とせないポイント。

…ですが、これらは実際に比べてみないと気がつくことができません

そこで今回は、電動式の家庭用シュレッダーを比較することにしました。どれも似たり寄ったりかと思いきや、とくに「裁断の細かさ」や「静音性」など、比べてみると大きな違いが出ました。

文房具家庭用シュレッダーのセキュリティ性はカット方式で決まる

家庭用シュレッダーの裁断の細かさは、そのままセキュリティ性に直結します。シュレッダーで裁断さえすれば、セキュリティは大丈夫と思っている方も多いでしょう。

しかし裁断した紙片が大きい場合、文字が読めてしまうなどのリスクもあります。その紙片の大きさを決めるのが、カット方式。

代表的なカット方式はストレートカット、クロスカット、マイクロクロスカットです。中でもセキュリティ性を重要視する方は、最も細かな裁断ができるマイクロクロスカットをおすすめします。

文房具手動シュレッダーと電動シュレッダーのメリット・デメリットとは?

家庭用シュレッダーを選ぶ上で「電動」か「手動」のどちらにするのかは悩みどころ。

手動シュレッダーは静音性が高く、安全性が高いことがメリットです。価格も比較的安価なものが多いので、購入もしやすいのも特徴。

デメリットはまとめての裁断ができず、1~2枚ずつしかカットできないので、裁断に時間がかかることでしょう。

また電動の場合、一度に複数枚の書類を裁断できるので、生産性が高いです。しかし、その分手動に比べ、本体サイズが大きめなことはデメリットとなるかもしれせん。

それぞれの利用シーンや家庭事情に合わせて選ぶようにしましょう。

文房具家庭用シュレッダーのおすすめ便利機能とは?

シュレッダーの機能といえば、連続使用時間や裁断速度が挙げられます。しかし、それ以外にもおすすめの機能は多く存在します。

そこで、家庭用シュレッダーの便利機能について解説しましょう。

書類以外の厚みがあるモノも裁断できる

ある程度の厚みがあるCDやDVD、クレジットカードなどを裁断できるタイプもあります。例えば、有効期限が切れたクレジットカードや機密データが保存されているDVDなどを細断することで、安心して処分することができるでしょう。

個人情報や社内の機密データの漏洩防止を目的とするなら、CDやDVD、カードなどの厚みのあるモノを裁断できるタイプをおすすめします。

引き出し型のモデルはゴミが捨てやすい

シュレッダーのゴミを捨てる作業に、ストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。シュレッダーのダストボックスには、被せ型と引き出し型の2種類があります。

被せ型とは、ダストボックスの上から本体を被せる仕様のことです。その機構上、ゴミを捨てるたびに本体を取り外す必要があり、手間と感じることもあるかもしれません。

しかし引き出し型であれば、本体を外すことなく、ダストボックスを引き出すだけでゴミを捨てることができます。ゴミ捨ての手間を軽減できる引き出し型を選ぶことで、使い勝手は高まるでしょう。

クリップやホッチキスの針を留めたまま細断可能

通常の家庭用シュレッダーでホッチキスの針やクリップを留めたまま細断すると、故障につながります。また、細断のたびに書類に付いたホッチキスの針やクリップを外すのも生産性が低いです。

そこでおすすめするのが「ホッチキスカット」対応モデルです。ホッチキスの針やクリップくらい取ればいいと感じるかもしれません。しかし、その1回1回のタイムロスが、やがて大きな差となります。

クリップやホッチキスの針がついた書類を頻繁に裁断する場合は、「ホッチキスカット」対応モデルも検討してみてください。

文房具電動の家庭用シュレッダー6製品を
実際に裁断しまくって比較しました

今回、テストするのは電動式の家庭用シュレッダー6製品です。

テスト方法は、自宅やオフォスのデスクなど、個人や家庭用で使うことを想定しました。最大裁断枚数や裁断の細かさといった実用性だけでなく、安全性や実際の動作音などを総合的にチェックしています。

[Test1]使い勝手

持ち運びやすさ、用紙の同時投入枚数、連続使用時間といった実用性のほか、捨てるときの紙の飛び散りやすさ、安全性やデザインなどもチェックしました。

[Test2]裁断能力

裁断くずがどれだけ細かくなり、文字が判別しにくくなっているかは大きなポイントです。サイズを測って比較しました。シュレッダーによってこれだけ裁断サイズが変わるんです!

[Test3]静音性

裁断中の動作音を騒音計を使って実測。こちらも要チェックです!

それでは、ベストシュレッダーからご紹介します!

S評価「極小裁断」でCD・DVDも対応
ナカバヤシ2WAYシュレッダ

ナカバヤシ:2ウェイ・パーソナル シュレッダ:NSE-T06:シュレッダー:事務用品:文房具

ナカバヤシ
2ウェイ・パーソナル
シュレッダ NSE-T06
実勢価格:3244円

サイズ:幅300×奥行き144×高さ201mm
重量:2.9kg
連続使用時間:5分
最大裁断枚数:A4/2枚
裁断サイズ:3×18mm
裁断速度(実測):13.45秒
騒音(実測):89.4dB
ゴミ袋容量:3.6L

リーズナブルな価格ながらCDやDVDも裁断でき、紙とCDの裁断くずは別のボックスに入る親切設計になっています。細かく裁断できるので、裁断力にこだわるなら本製品がオススメです。

持ち運びしやすい反面、ゴミ袋の容量は小さめ。大きな欠点はないので、自宅用でも使用できます。

[使い勝手]

CDやDVDを確実に3分割してくれる仕様になっています。低価格帯&小型でこの機能があるのは希少です!

3分割にカットされます。

ゴミ袋容量は3.6L。小型であるため容量は少なめですが、紙とCDの裁断クズが別々に収納される仕組みになっています。

重量は2.9kgと、軽く持ち運びもしやすいです。

オフィスのデスク上で使ったり、部屋を移動するときに持ち運んだりすることも簡単にできます。

[裁断能力]

裁断サイズは、3mm×18mmと極小サイズです。

[静音性]

騒音(実測)は、89.4dBで、6製品中第5位でした。1枚あたりの裁断速度も13.45秒と最も遅く、大量に紙やCDを処理するような職場には向いていません。

S評価周りを気にしない「最強静音」!
コクヨ デスクサイドシュレッダー

コクヨ:デスクサイドシュレッダー:KPS-X80:シュレッダー:事務用品:文房具

コクヨ
デスクサイドシュレッダー
〈RELISH〉 KPS-X80
実勢価格:7350円

サイズ:幅170×奥行き330×高さ306mm
重量:4.7kg
連続使用時間:10分
最大裁断枚数:A4/5枚
裁断サイズ:4×40mm
騒音(実測):74.8dB
裁断速度(実測):6.3秒
ゴミ袋容量:8L
※リンク先の色はスノーホワイトです。

「シュレッダーはうるさい」というイメージがありますが、こちらに関しては心配ご無用です。6製品を比較した静音性テストでは最高評価を獲得しました。周りを気にせず、いつでも使えるのはやっぱりうれしい。

連続使用時間も10分と長いので、使い勝手も文句ナシです。

[使い勝手]

スライド式のシャッターが付いており、ロック解除ボタンを押さないと開かない仕様になっています。子どもが投入口に誤って指を入れる心配もないので、自宅用としても安心して使えます。

丸みを帯びたスタイリッシュなデザインで、カラーは5色あります。

ダストボックスを開けると、上の刃から紙くずが多少落ちてくるので、掃除の手間がかかるのは減点ポイントとなりました。

ゴミ袋容量は8L。6製品の中では中間程度になります。

[裁断能力]

裁断サイズは4mm×40mm。大きめですが、十分及第点です。

[静音性]

騒音(実測)は74.8dBで、静音性はナンバーワン。これならいつでも音を気にすることなく使えます。静かなオフィスでもガシガシ裁断できるのは、何者にも代えがたい利点です。

以上、ベストとなったナカバヤシ、コクヨのシュレッダーのご紹介でした。以下、その他比較した4製品はこちらになります。

文房具静音性は最下位……オーロラの
パーソナル電動シュレッダー

オーロラ:パーソナル電動シュレッダー:ES372C:シュレッダー:事務用品:文房具

オーロラ
パーソナル電動シュレッダー ES372C
実勢価格:3959円

サイズ:幅297×奥行き178×高さ325mm
重量:3.3kg
連続使用時間:1分30秒
最大裁断枚数:A4/3枚
裁断サイズ:5×40mm
裁断速度(実測):3.08秒
騒音(実測):93.7dB
ゴミ袋容量:10L

裁断速度が速く、ゴミ袋の容量が大きいという利点を持つのがオーロラの製品。

ただ、動作音が大きすぎることがかなりのマイナス点となりました。静かなオフィスで使ったら迷惑になりそうです……。

[使い勝手]

本体とダストボックスとの間に少しすき間があり、上からのぞくと裁断くずの溜まり具合が見えるので捨てどきがわかります。

ゴミ袋容量は10Lと大きめ。ゴミを捨てるときは本体を持ち上げるのですが、左右に振れば刃に挟まった紙はダストボックスに落ち、散らばりにくいです。

[裁断能力]

裁断サイズは、5mm×40mmと大きめです。

[静音性]

騒音(実測)は93.7dBで、騒音性は最下位。1枚あたりの裁断速度はかなり速いのですが、動作音が大きいので、静かなオフィスや夜の家庭では使いづらいです。

文房具たくさん裁断するなら
速度の速いアイリスオーヤマ

アイリスオーヤマ:シュレッダー:P5GC:シュレッダー:事務用品:文房具

アイリスオーヤマ
シュレッダー P5GC
実勢価格:4980円

サイズ:幅321×奥行き169×高さ350mm
重量:3kg
連続使用時間:3分
最大裁断枚数:A4/5枚
裁断サイズ:5×37mm
裁断速度(実測):3.06秒
騒音(実測):82.1dB
ゴミ袋容量:8.9L

アイリスオーヤマは、美しいデザインと裁断速度の速さが高評価でした。速度以外の機能は平均的です。ですが、動作音はやや大きめなので、長時間の使用には向きません。

[使い勝手]

ベージュ×ブラックの美しい色合いとゆるやかなカーブのデザインは、ぱっと見シュレッダーに見えません。他に2色あります。

上に反った形状になっており、本体に指がかかりやすく持ち上げやすくなっています。

[裁断能力]

裁断サイズは5mm×37mmでやや大きめですが、小さい文字ばかりの書類でなければ判読はしにくいです。

[静音性]

騒音(実測)は82.1dBで、静音性第3位ですが、これくらいから音が気になりはじめます。裁断速度は最も速く同時裁断枚数も多いので、音を気にしなければ、大量の書類を裁断するのには向いています。

文房具裁断サイズは細かくコンパクト
家庭向きのコクヨS-float

コクヨ:デスクトップシュレッダー:S-float KPS-X20R:シュレッダー:事務用品:文房具

コクヨ
デスクトップシュレッダー
S-float KPS-X20R
実勢価格:6972円

サイズ:幅232×奥行き171×高さ252
重量:3.1kg
連続使用時間:10分
最大裁断枚数:A6/4枚
裁断サイズ:2×14mm
裁断速度(実測):6.5秒
騒音(実測):74.9dB
ゴミ袋容量:2.3L
※現在こちらの製品は生産終了しています。価格は検証当時のものになります。

裁断サイズがかなり小さく、静音性が高いのは高評価でした。

でも、ゴミ袋の容量が小さく、またA6サイズまでの用紙しか入らないため、職場では不向きかもしれません。家庭で荷物の送り状やレシートを裁断するのにピッタリです。

[使い勝手]

重量は3.1kgでコンパクト。取っ手も付いているので、ひんぱんに持ち運びをする場合に便利です。裁断を瞬時に止められるストップボタンが付いていて、安心して使えます。

ゴミ袋容量は、2.3Lとかなり小さいので、書類を大量に裁断するのには向きません。ゴミ袋を取り出すと細かい裁断くずが散らばり、拾う手間がかかります。

[裁断能力]

裁断サイズは2mm×14mmと、6製品中いちばん小さいです。

[静音性]

騒音(実測)は74.9dBで、静音性は第2位。同社の「RELISH」とほぼ同じくらいの静かさです。これなら深夜に使っても近所迷惑にはなりません。連続使用時間が10分と長いのも利点となっています。

文房具業務用でも使える大容量
Amazonベーシック14L

Amazonベーシック:シュレッダー: 6枚裁断:クロスカット:14L:シュレッダー:事務用品:文房具

Amazonベーシック
シュレッダー 6枚裁断
クロスカット 14L
実勢価格:4480円

サイズ:幅196×奥行き307×高さ381mm
重量:約3.7kg
連続使用時間:3分
最大裁断枚数:A4/6枚
裁断サイズ:5.6×47mm
騒音(実測):83.1dB
裁断速度(実測):4.37秒
ゴミ袋容量:14.3L
※現在は販売しておりません。

ゴミ袋容量が14リットルと、サイズが大きめなので業務用としても使えるシュレッダーがこちら。現在は販売していませんが、参考としてご覧ください。

カードなど、紙以外のものも裁断できるのが特長ですが、静音性や裁断サイズは他と比べて大きめになっています。

[使い勝手]

最大裁断枚数は6枚と最も多く、カード類も裁断できます。6製品中唯一、横向きで投入するようになっており、高さのない棚の中に置いても裁断可能です。

ゴミ袋の容量は14.3Lと、最も大きく業務用としても使えます。

[裁断能力]

裁断サイズは、5.6mm×47mmと、大きめです。

[静音性]

騒音(実測)は83.1dBで、静音性第4位。静かな職場や夜間に家庭などで使うと迷惑になりそうなので、注意が必要です。

以上、コンパクトな家庭用シュレッダー6製品比較をご紹介しました。実際に使ってみて分かったのは、裁断するものや使うシーンによって選ぶ必要があるということ。ご購入の際は、ぜひご参考にしてください!