※情報は『家電批評』2019年1月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。

AV機器ゲーム用ならではの
重要なポイントがあるんです

一般的なヘッドホンに比べて、長時間着けっぱなしであることがゲーミングヘッドセットの大きな特徴です。

そのため、音質に加えてヘッドホン自体の軽さや、音声通話時の音質も求められます。

今回は、「長時間装着しても疲れにくいヘッドセット」を決めるべく、現在発売されている15製品を集めました。

イヤーパッドの素材やクッションの柔らかさ、ジャマにならないサイズのマイクなど、いくつかの項目をスコア化してランキングを決定ました。

AV機器さっそくですが結果発表!!
トップ3はこちらでした!

やっぱり気になるのはランキングの上位を獲得した優秀な製品ですよね。ということで、まずはトップ3に輝いた製品を紹介していきましょう!

まずは第1位に輝いたこちらの製品からです!

Audio Technica
ATH-G1
実勢価格:2万1654円

イヤーパッドが大きいので圧迫感がなく、外音をしっかり遮断してくれます。

マイクは長めですがフレキシブルで自由度が高く、不要な時は外しておくことも可能な、取り回しに優れたヘッドセットです。

続いて第2位はこちらです。

ロジクール(Logicool)
G433BK
実勢価格:8970円

音質はもちろん軽さ着け心地も抜群です。

イヤーパッド、ヘッドバンドのクッションともにメッシュ素材なので蒸れにくく、汗で張り付くようなこともありません。

そして第3位の製品はこちらです。

NUBWO
N12
実勢価格:2680円

やや重さがあり、付属品もシンプルですが、着け心地や音質は音響メーカーにも負けない完成度です。3000円以下というコスパのよさもあって3位にランクインです。

以上が今回の上位を獲得した製品です。音響メーカーであるオーディオテクニカと、パソコン周辺機器メーカーであるLogicoolはともにさすがの完成度です。

そこに食い込んだのが3000円以下という価格ながら、音質使い勝手ともに優秀だったNUBWOの「N12」。ゲーミングヘッドセットにありがちな、派手なデザインやイルミネーションはありませんが、そのぶんゲーム以外にも使用できそうです。

それではランキングの前に、今回の評価ポイントを見ていきましょう。

AV機器4つのポイントをチェックして
50点満点でスコア化しました

最近のゲーミングヘッドセットにはワイヤレス(無線接続)のものもありますが、今回はゲームプレイ中に遅延が起こりにくく接続安定性も高い、有線接続のオーバーヘッド型ヘッドセットをテストしました。接続は、USBではなくイヤホン端子を使うものを選んでいます。

「着け心地」を中心に、長時間着けていても疲れにくいポイントをスコア化しています。また、ゲーミングヘッドセットでは、ゲーム内の足音通話音質も重要になるため、こちらも評価しています。

評価ポイントは
・イヤーパッドの材質や大きさ
・ヘッドバンドの柔らかさ
・マイクの使い勝手
・ゲーム音と通話時の音質


以上の4項目をチェックしました。

[イヤーパッド 15点満点]
ヘッドホンの着け心地で重要なのはやはりイヤーパッド。耳をすっぽり覆うサイズ感と、適度な側圧が求められます。側圧が強すぎると頭痛の要因にもなるので慎重に選びましょう。メガネを付けている場合、側圧の弱さはさらに重要です。

イヤーカップの材質はメッシュソフトレザーに分かれますが、長時間装着するゲーミングヘッドセットでは、蒸れにくいメッシュ素材のものがおすすめです。

[ヘッドバンド 5点満点]
サイズ調節が快適に行えることはもちろん、頭頂部を保護するクッションも重要です。柔らかく大きなクッションならば、頭頂部の圧迫感や違和感を軽減することができるんです。

ヘッドバンドのクッションをつまんでみて柔らかさを確認しましょう。また、クッションの面積が大きいと頭をしっかり保護してくれるうえ、ホールド感も高まります。

[マイク 10点満点]
現在はボイスチャットを楽しみながらゲームをプレイするのが普通です。マイクは長さや形状によってはぶつかったり、ジャマになることもあるので長さ位置をチェックしましょう

マイクはフレキシブルに動くものが多く、マイク部分が小さく目立たないものもあります。

[音質 5点満点]
ゲーミングヘッドセットでは、敵の足音や音のする方向をしっかり聞き取れるような音質が重要。また、音声通話では、お互いの音声がクリアに聞こえることが求められます。実際にゲームをプレイして評価しました。

プレイ中にプツプツと音がしたり、通話が途切れないかはしっかりチェックすることが重要です。

なお、「Switch対応」などと対応ハードが記載されていても、マイクは非対応という機種があるので、必ずプレイ環境に応じてご確認ください。

以上のポイントを集計し、高得点のものからランキングにしました。それでは気になるランキングの内容を発表します!

記事1位BEST音質、軽さ、フィット感
いずれも抜群のベストバイ!

今回のテストで堂々の1位を獲得したのは「ATH-G1」でした。音質を追求すると重量がかさんでしまいがちですが、ヘッドホン部が約250gと、今回テストした中でも屈指の軽さを誇ります。

また、イヤーパッドが回転するため、個人差がある顔の形や耳の向きにもしっかり対応してフィットします。音質もクリアで、音のする方向や大きさも十分に聞き取れました。通話も自分はもちろん相手にも良好な音質で届けられます。

オーディオテクニカ(Audio Technica)
ATH-G1
実勢価格:2万1654円

重量:257g(着脱式マイクロホン含む)
ヘッドホン型式:密閉ダイナミック型/ドライバー:φ45mm
マイクロホン型式:コンデンサー型
付属品:着脱式マイクロホン/ウインドスクリーン/Y字型ステレオヘッドセットケーブル

マイクは取り外しが可能なので、通話時以外は外しておくとジャマになりません。マイクを外せば普通のヘッドホンと同じような見た目になるので、外で使うこともできます。

スライドしやすくサイズ調整が簡単なヘッドバンド。頭頂部のクッションも厚みがあって快適にプレイできます。

ゲーミングヘッドセットで意外に少ないのが、イヤーパッドの前後可動です。「ATH-G1」はイヤーパッドが水平になるほど可動域が広く、耳にフィットしてくれます。こうした設計は音響メーカーならではと言えます。

評価の結果はこちらです

長時間着けっぱなしであることが多いゲーミングヘッドセットでは、とにかく軽さが求められますが、この重量なら首や肩への負担も少なく、快適にゲームをプレイできます。

音質もゲーム音通話ともにクリアで、音の方向がはっきりと聞き取れました。オーディオテクニカ製だけあって、音楽のリスニング用にも十分使えます。

記事2位BESTこの価格でサラウンド対応!
着け心地もとにかく最高です

ガラス繊維強化ポリカーボネートが採用されているため、259gという軽量ながら、強度もしっかり保証されています。耳をすっぽり包み込むため外部からの遮音性も高く、ゲーム音も通話も快適に楽しめるヘッドセットです。

今回比較した製品の中では、唯一のサラウンド機能(7.1チャンネル)搭載した機種というのもポイントです。

ロジクール(Logicool)
G433BK
実勢価格:8970円

重量:259g(ケーブル除く)
ヘッドホン型式:密閉ダイナミック型/ドライバー:φ40mm
マイクロホン型式:バック エレクトレット コンデンサ型
付属品:取り外し式マイクブーム/コンソール/PCケーブル/ヘッドフォン ジャック用PCスプリッター/モバイルケーブル/追加マイクロファイバー製イヤーパッド/ヘッドセット用キャリーバッグ

マイクだけでなくケーブルも取り外せるようになっています。これなら収納もらくらくで、通話しない時はマイクを外せます。

頭頂部のクッションは、ヘッドバンド全体にわたる大きなもの。頭部を包み込むようになっており、快適です。

イヤーパッドは前側が少し広くなるように設計されており、耳全体をすっぽり覆ってくれます。メッシュで蒸れにくいのも◎

評価の結果はこちらです

記事3位BEST安くてシンプルで
使い勝手もいいんです!

ゲーミングにありがちな派手さはないですが、価格以上の性能で堂々の3位にランクインです。予算に限りがありコスパを優先したい人にはこれ一択と言っても過言ではありません。

NUBWO
N12
実勢価格:2680円

重量:499g(ケーブル除く)
ヘッドホン型式:密閉型/ドライバー:φ50mm
マイクロホン型式:ノイズキャンセリングマイク
付属品:PC延長ケーブル

ボリュームのあるヘッドバンドで密着性がよく、長時間装着しても頭頂部が痛くなったりすることはありません。

マイクはやや長めに感じますが フレキシブルに動くため、位置の調節が簡単です。使わない場合はヘッドバンドと同じ向きまで回転できます。

評価の結果はこちらです

4位: 性能も音質もいいけれど
重さがネックになりました

性能、音質ともに最高クラスのクオリティですが、426gという重さが影響して4位という結果になりました。

SteelSeries
Arctis Pro 61486
実勢価格:1万4112円

重量:426g
ヘッドホン型式:DTS Headphone:X v2.0/ドライバー:φ40mm
マイクロホン型式:双方向性ノイズキャンセリングマイク
付属品:USB ChatMix Dial/メインヘッドセットケーブル/4極3.5mmアダプター/マイクロフォンウィンドスクリーン

マイクは引き出し式になっており、収納も簡単。通話音質もクリアで、ノイズもありません。

ヘッドバンドのクッションはサイズが調整できるようになっているので、幅広い頭のサイズに対応できます。

評価の結果はこちらです

5位: とにかく軽くて
首や肩への負担がないんです

今回のテストでは213gと最軽量をマークしました。ケーブルが両耳から出ていますが、これがジャマにならないようなら十分に購入候補にのぼります。音質もクリアで良好です。

キングストンテクノロジー
Cloud Stinger Core HX-HSCSC-BK
実勢価格:5072円

重量:213g
ヘッドホン型式:ダイナミック:φ40mm
マイクロホン型式:エレクトレットコンデンサーマイク

今回テストしたヘッドセットでは唯一、両耳からケーブルがでているタイプです。ケーブル自体がしなやかであるため、実際に装着しても気になることはありません。

イヤーパッドは通気性の良いメッシュ素材。ヘッドセット自体の軽さもあって、長時間装着しても疲れず、快適にゲームをプレイできます。

評価の結果はこちらです

6位: 側圧が強めで
フィット感は高い

ヘッドバンドのサイズ調整がスムーズで、装着してからサイズを微調整しやすいモデルです。ただし側圧が強めなので、圧迫感が苦手な人にはおすすめできません。

NUBWO
N16
実勢価格:2680円

重量:481g(ケーブル除く)
ヘッドホン型式:密閉型/ドライバー:φ50mm
マイクロホン型式:ノイズキャンセリングマイク
付属品:PC延長ケーブル

ヘッドバンドの長さ調整にはクリックがあり、サイズ調整を簡単に行えるようになっています。

評価の結果はこちらです

7位: ヘッドバンドの高さで
サイズを調整

イヤーパッドが大きめで遮音性は良好です。通話音声、ゲーム音もともに快適ですが、重量があるのと、やや側圧が強めなところで好みが分かれるモデルといえます。

Mpow
IRON VIRTUAL7.1 BH336A
実勢価格:7580円

重量:381g(ケーブル除く)
ヘッドホン型式:密閉型/ドライバー:φ50mm
マイクロホン型式:ノイズキャンセリングマイク

サイズ調整はやや特殊な方法で、ヘッドバンドとイヤーパッドの距離を広げて調節するというものです。頭のサイズによってはサイズが合いづらい可能性があります。

評価の結果はこちらです

7位: 個性的なデザインで
見た目重視な人にはおすすめ!

ゲーミングヘッドセットは派手に光るものが多いですが、イヤーパッドそのもののデザインで勝負している珍しいモデルです。肝心の性能も比較的良好です。

CamKing
CamKing HG11
実勢価格:2069円

重量:399g(ケーブル除く)
ヘッドホン型式:マグネットドライバー:φ50mm
マイクロホン型式:ノイズキャンセリングマイク

マイクは小さいながらもフレキシブルに動かすことができ、集音性もバッチリです。ただし取り外しはできません。

評価の結果はこちらです

7位: 強度はやや不安ですが
コスパは優秀です

マイクは固定式でコンパクトですが、集音性は良好で通話も快適に行えます。ヘッドバンドの強度にやや不安が残りますが、価格を考えたら性能面は優秀といえます。

WISH SUN
HG17s VISTAGE Ⅱ
実勢価格:2000円

重量:449g(ケーブル除く)
ヘッドホン型式:マグネットドライバー:φ50mm
マイクロホン型式:全指向性マイク
付属品:Y型4極ミニプラグの変換ケーブル

この小さなプラグのようなものがマイク。取り外しはできませんが、このサイズなら目立たないので普段使いできます。集音性も良好で音声をしっかり拾ってくれます。

評価の結果はこちらです

10位: 側圧が弱めなので
ゆったりプレイできます

イヤーパッドが大きめですが側圧が弱いため、圧迫感が苦手な人にはおすすめ。ただし遮音性はそれほど高くないため、音漏れが心配。マイク位置も好みが分かれます。

Vankyo
CM7000
実勢価格:3980円

重量:449g(ケーブル除く)
ヘッドホン型式:ネオジウムマグネットドライバー:φ50mm
マイクロホン型式:ノイズキャンセルマイク

ヘッドバンドが薄くややチープな印象ですが、意外に着け心地は良好でした。ただしワイヤーでつながっているだけなので、強度が不安です。

評価の結果はこちらです

10位: 側圧が強すぎて
イヤーパッドが浮いてしまいます

頭頂部のバンドがきつく、装着すると耳の下側が浮き上がってしまいました。軽量ですが頭頂部の圧迫感が強いので、全体手に苦しい印象です。

SOULBEAT
LB-901
実勢価格:2150円

重量:280g(ケーブル除く)
ヘッドホン型式:ネオジウムマグネットドライバー:φ40mm
マイクロホン型式:ノイズキャンセルマイク

ヘッドバンドはペラペラでクッション性はありません。また、ヘッドバンドの調整がしにくいのもマイナスポイントです。

評価の結果はこちらです

12位: イヤーパッドが小さめで
人によってはやや苦しいかも

マイクのアームが長く柔らかいため、引っかかりやすいのがマイナスポイントです。リモコンの音量調節が固めなので、衣服に擦れて音量が変わりにくいのが高評価でした。

Jawwei
A1
実勢価格:2294円

重量:290g(ケーブル除く)
ヘッドホン型式:マグネットドライバー:φ50mm
マイクロホン型式:全指向性ノイズキャンセルマイク

マイクはフレキシブルに動かせますがかなり柔らかいため、位置調整が簡単な反面、引っかかるとすぐに曲がってしまいます。

評価の結果はこちらです

13位: 音質はそこそこだけど
コスパを重視するならアリ!

構造はシンプルで、マイクも1方向のみの可動ですが小さめなのでジャマになりにくい構造です。イヤーパッドが小さめなのと、全体に安っぽい印象ですが、音質はそこそこなのでコスパは良好。

Beexcellent
GM-1【Amazon.co.jp 限定】
実勢価格:2294円

重量:322g(ケーブル除く)
ヘッドホン型式:マグネットドライバー:φ50mm
マイクロホン型式:全指向性ノイズキャンセルマイク

マイクはイヤーパッドにすっぽり収まるデザインです。また、マイク自体のサイズも小さめなので邪魔になりません。

評価の結果はこちらです

13位: イヤーカップが大きくて
着け心地はいいけれどマイクが邪魔

サイズ感はやや大きめですが、そのぶん耳全体を覆ってくれるので着け心地は良好です。ただしマイクは前に倒すタイプですが大きくてやや硬いため、ちょっと気になるかも。

ARKARTECH
ARKARTECH G2000
実勢価格:2294円

重量:340g(ケーブル除く)
ヘッドホン型式:マグネットドライバー:φ50mm
マイクロホン型式:全指向性ノイズキャンセルマイク
付属品:Y型ヘッドホン変換アダプターコード

マイクはかなり大きく前後にわずかに動くものの、微調整は難しい構造です。引っかかりやすいため、音声通話時以外は必ず収納しましょう。

評価の結果はこちらです

15位: 大きさの割にイヤーカップが
小さめで苦しく感じます

マイクのアームがかなり柔らかく、すぐに曲がってしまいます。リモコンは大きめですがが機能は音量とミュート切り替えのみ。全体にオモチャ感が強いのもマイナスポイントです。

Hunterspider
V-3
実勢価格:2980円

重量:385g(ケーブル除く)
ヘッドホン型式:マグネットドライバー:φ50mm
マイクロホン型式:全指向性ノイズキャンセルマイク
付属品:Y型ヘッドホン変換アダプターコード

リモコンの機能はシンプルですがかなり大きめ音量調節部分が服に擦れて勝手に音量が変わってしまいました。

評価の結果はこちらです

いかがでしたか、ゲームを快適にプレイするために重要な役割を果たすヘッドセットですが、着け心地が悪かったり、ノイズが入ったりしてしまうと楽しみも半減してしまいます。

長時間装着しても負担にならず、良好なサウンドでプレイできるヘッドセットを選びましょう。