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※情報は『 MONOQLO』2020年2月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。
Amazonの格安品でもOK?
データを記録・管理できる体組成計
体重だけでなく、脂肪量や筋肉量まで計測し、スマホのアプリに記録してくれるスマート体組成計。
乗るだけで体重や体脂肪率、BMI、内臓脂肪レベル、筋肉量、基礎代謝量といったさまざまな項目を計測でき、近年はBluetoothでスマホのアプリと連携して自動で計測値を記録・管理してくれるものが主流となってきています。

購入は家電量販店でできますが、実はAmazonにも無数のスマホ連携体組成計が販売されています。しかもほとんどが3000円以下と格安で、300~1000レビュー超えのものまであるんです。
ただ、Amazonで購入できる格安の体組成計は安かろう、悪かろうなのでは? と思う気持ちもあったりするのも事実です。
ということで今回は、Amazonで入手できるお手頃価格の体組成計を集めて、機能性や使いやすさなどを一斉テストしました! また、Amazonの人気製品を集めた検証ではありますが、楽天市場でお取り扱いのある製品は販売ページへのリンクを配置しています。

結果の前に、まずは過去に行った体組成計のテスト結果を振り返ってみましょう。
体組成計のメーカーで有名どころといえば、タニタ。そのタニタの中でも2019年のベストバイに輝いたインナースキャンデュアル RD‐909の優秀なポイントをおさらいしたいと思います。
精密&独自機能搭載の現役最強機
2019年のベストバイはタニタ
タニタ(TANITA)
インナースキャンデュアル RD‐909
実勢価格:1万7250円
サイズ・重量:328×32×298mm・約2.1kg
接続方法:Bluetooth
データ転送速度:7.59秒
本体表示項目:複数
登録可能人数:4人
2019年のベストバイに輝いたタニタ(TANITA) インナースキャンデュアル RD‐909は、本気でダイエットしたい人向けの体組成計。重量の数値はかなり正確で、体脂肪率などそのほかの項目も必要十分。体重を重要視するアスリートにも最適です。
特に筋肉量だけでなく筋肉の状態を分析して点数化する「筋質点数」は、この機種独自のもの。筋質は筋肉量よりも早く変化が現れるので、モチベーションをさらに高めてくれます。

本体の液晶画面が大きく、その場で数値が見やすいのがいいところ。体重は小数点第2位まで量れ、体重以外の数値も確認できます。

アプリとの連携もスムーズで管理もしやすいです。トップ画面で10項目すべてが一度に見られ、標準か多いかなどのレベルも判定されます。

グラフとして表示されるのも、日々の変化を把握するのに便利です。
タニタのインナースキャンデュアル RD‐909の優秀なポイントを踏まえたところで、お待ちかねの本題のテストに入りたいと思います。
格安の体組成計6台を一斉テスト!
ラクに体重管理できる1台を探して
Amazonで体組成計を探してみると、該当製品が山のように出てきますが、今回テストするのは300レビュー超え&評価4以上の超人気商品6製品のみ。
検証するのは「1:正確さ」「2:アプリの見やすさ」「3:記録速度」「4:計測値の見やすさ」「5:計測のしやすさ」の全5項目です。
1の正確さは、先ほどご紹介したタニタのインナースキャンデュアル RD‐909をもとに計測値の誤差をチェックします。
テストの結果、あろうことか計測値が大きくズレていたり、数字がかなり見にくい体組成計やイマイチ記録が読みにくいアプリなども見受けられました。
さて、もっとも高評価をゲットしたのはどの製品でしょうか。評価の高かった製品から順にご紹介します。
もし、格安の体組成計に不安を感じる方は以下をチェックしてみてください。
スムーズに操作できるHANAMO
アプリ起動後乗って3秒で記録!
HANAMO
体組成計 JP-WHITE-236
実勢価格:2998円
▼テスト結果
正確さ :◯
アプリの見やすさ:◎
記録速度 :◎
計測値の見やすさ:◎
計測のしやすさ :◯
見事S評価に輝いたのはHANAMO。タニタと比べて、体重やBMI、体脂肪率など、全データの誤差が少なく、基本性能は問題なし。アプリも、数字や測定項目が大きく表示され、UIもシンプルなので誰でも一目で結果がわかるところがうれしいです。
その上、体組成計に乗ってから3秒で測定、アプリに自動転送され、タニタの体組成計より断然動作がスムーズでノンストレスでした!
テスト1の正確性は◯。タニタとの誤差は+0.1kgでした。同一人物で数回乗り比べてみても、体重の誤差は0.1kg以下とかなり正確。BMIなどのその他データもズレはありませんでした。また、テスト3の記録速度は3秒で◎でした。
テスト2:アプリの見やすさ
数字と項目が大きくて見やすい

アプリの見やすさは◎。数字と項目が大きくて見やすいです。前回比も閲覧可能です。
テスト4:計測値の見やすさ
白い数字が浮かんでひと目でわかる

計測値の見やすさも◎。青暗いバックに白い数字が浮かび上がるので、ひと目でわかります。
テスト5:計測のしやすさ
アプリ起動し計測ボタンを押せばOK

計測のしやすさは◯。アプリを起動し、計測ボタンを押せばOK。そのまま本体に乗るだけで一瞬で計測し、スマホにデータを送れます。
大定番のタニタが連携までに時間がかかったり、接続に失敗したりするのに対し、たったの3秒でスマホに記録してくれるという驚きのストレスフリーさが際立ちます。連携先のアプリも項目ごとの計測値が大きくて見やすいのもいいです。
計測値が見にくい1 BY ONE
誤差が少なくスマホ記録も早いけど
1 BY ONE
Bluetooth 体組成計
スマホ連動
実勢価格:2800円
▼テスト結果
正確さ :◯
アプリの見やすさ:◯
記録速度 :◎
計測値の見やすさ:△
計測のしやすさ :◎
B評価だったのは、1 BY ONE Bluetooth 体組成計 スマホ連動。誤差があまりなく、スマホ記録も早いところが優秀です。
テスト1の正確さは◯で、タニタとの誤差は+0.1kg。また、テスト3の記録速度も◎でした。ただし、本体に表示される計測値はデザインのせいで若干見にくいです。テスト5の計測のしやすさも◎。アプリを起動して乗るだけで、「計測」タブにデータが表示されます。
テスト2:アプリの見やすさ
数字が小さく読みにくい

アプリの見やすさは◯。シンプルでこざっぱりしていますが、数字が小さくて読みにくいです。
テスト4:計測値の見やすさ
白い本体に白いライトは見にくい

計測値の見やすさは△。白い本体に白いライトで浮かび上がるので、明るいところでは読めません。
アプリが使いやすいmultifun
誤差もあまりなく記録も早くて
multifun
体重・体組成計
実勢価格:2670円
▼テスト結果
正確さ :◯
アプリの見やすさ:◯
記録速度 :◎
計測値の見やすさ:△
計測のしやすさ :◎
multifun 体重・体組成計もB評価でした
誤差のなさや記録の速さはこちらも合格。連携アプリも使いやすいですが、本体の計測値がかなり読みにくいです。
テスト1の正確さは◯でタニタとの誤差は+0.2kgでした。また、テスト3の記録速度も3秒で◎。テスト5の計測のしやすさも◎で乗るだけで計測可能。トップページのデータがすべて更新されます。
テスト2:アプリの見やすさ
見やすいが機種によっては合わないものも

アプリの見やすさは◯。数字は見やすいですが、機種によって画面サイズが合わないものも。
テスト4:計測値の見やすさ
白い表示に白い数字は読みにくい

計測値の見やすさは△。本体が白いのに表示される数字も白いので、とても読みにくいです。
誤差が少し大きく出たRENPHO
アプリや計測値など全体的に平均的
RENPHO
体重・体組成計
実勢価格:2999円
※在庫切れしています。
▼テスト結果
正確さ :△
アプリの見やすさ:◯
記録速度 :◎
計測値の見やすさ:◯
計測のしやすさ :◎
同じくB評価だったのが、RENPHO 体重・体組成計。アプリや計測値の見やすさ、記録スピードなど、全体的には平均的でしたが、誤差が少し大きく出てしまいました。
テスト1の正確さは△。タニタとの誤差は+0.3kgでした。また、テスト3の記録速度とテスト5の計測のしやすさは◎。アプリを立ち上げて乗るだけで全データが一瞬で連携されます。
テスト2:アプリの見やすさ
一覧は見やすいけど文字が小さい

アプリの見やすさは◯。項目が一覧になっていて見やすいですが、文字が小さいのが残念。
テスト4:計測値の見やすさ
黒×赤はやや暗いので視認性は普通

計測値の見やすさは◯。黒×赤は見えるには見えますが、やや暗いので視認性は普通です。
アプリもストレスがないACEVIVI
計測値が見やすくて誤差も少なめで
ACEVIVI
体組成計
実勢価格:2319円
▼テスト結果
正確さ :◯
アプリの見やすさ:△
記録速度 :◯
計測値の見やすさ:◎
計測のしやすさ :◯
こちらも同じくB評価だった、ACEVIVI 体組成計。計測値がくっきりと見やすく、誤差も少なめ。ただ、ウリであるはずのスマホ連携においてアプリが見にくいのは△でした。
テスト1の正確さは◯。タニタとの誤差は+0.1kgで、テスト3の記録速度は5秒で◯。テスト5の計測のしやすさも◯で、アプリ下部の計測ボタンを押すひと手間はありますが、ストレスなく使えます。
テスト2:アプリの見やすさ
見方がわからずUIがイマイチ

アプリの見やすさは△。どこから見たらいいのかわからず、UIがイマイチです。
テスト4:計測値の見やすさ
黒バックに白文字なのでクッキリ

計測値の見やすさは◎。黒いバックに白い数字が浮かび上がるので、どんな場所でも見やすいです。
C評価: 基本的な機能は問題ないけど
計測値に大きなズレがあるYIZEN
YIZEN
体重計 体組成計 体脂肪計
実勢価格:1900円
▼テスト結果
正確さ :×
アプリの見やすさ:◯
記録速度 :◯
計測値の見やすさ:◎
計測のしやすさ :◯
唯一C評価だったのが、YIZEN 体重計 体組成計 体脂肪計。スマホ連携や計測しやすさなど、基本的な機能は問題ありませんが、大前提として計測値が大きくズレてしまっていました。
テスト3の記録速度とテスト5の計測のしやすさは◯。「計測開始」と表示されたボタンを押して計測するので、使い方はわかりやすいです。
テスト1:正確さ
体重、BMI、体脂肪率に大きなズレあり

正確さは×。体重+0.5kgズレているだけでも大問題ですが、BMIや体脂肪率も大きくズレていました。特に体脂肪率には4%もの誤差がありました。
テスト2:アプリの見やすさ
かなりシンプルで見やすい

アプリの見やすさは◯。かなりシンプルで見やすいですが、情報量は少なめです。
テスト4:計測値の見やすさ
太くて大きい数字で明るいから見やすい

計測値の見やすさは◎。太めかつ大きめの数字で明るく表示されるので、一番見やすいです。
以上、3000円以下のスマホ連携体組成おすすめ6選でした。
A評価不在の中、S評価に輝いたHANAMOは、タニタよりも動作がスムーズでノンストレス。結果、「毎日体組成計でチェックする」が続けやすそうです。ダイエットを始める前にまず手軽に環境を整えたい人におすすめです!