フードプロセッサーとミキサーの違いは?
家でも本格的な料理をイチから作りたいけれど、仕事や家事に追われていると、みじん切りなどの時間のかかる下ごしらえは億劫になってしまいますよね。
そんな時には、食材を素早くカットできるフードプロセッサーが1台あると便利です。野菜のみじん切りはもちろんのこと、お肉をミンチにしたり、食材をペースト状に練ったりと、いろんな用途に活躍すること間違いなし。
とはいえ、使ったことがないという人も多い調理家電だと思いますので、まずはフードプロセッサーの基本的な特徴をおさえておきましょう。
フードプロセッサーの主な機能は「刻む」や「混ぜる」
フードプロセッサーは、投入した食材をモーターによる刃の回転で切り刻んで混ぜる調理器具です。
食材を粗いみじん切り~ペースト状に擦ることが可能で、離乳食作りやハンバーグの下ごしらえなどに広く活躍します。
ミキサーの替わりにジュース作りに使うこともできますが、刃の大きさや形状によっては材料を細かくしきれず、舌触りが悪くなってしまうこともあるので要注意です。
ミキサーとの大きな違いは使える食材の幅広さ
ミキサー(電動ミキサー)とは和製英語で、食材の粉砕や攪拌(かくはん)を行う調理器具のこと。米国ではブレンダーと呼ばれており、同じものを指しています。
ミキサーはジュース・スムージー・スープなど滑らかな液状に仕上げるのが得意ですが、ねばりの強い食材、水分の少ない食材、かたい食材、乾燥した食材、肉・魚類はNGなど、使用できる食材が限られる場合も。
フードプロセッサーの方が使える食材は幅広いため、「食材をカットしたい」「スムージーやスープ作り以外にも使いたい」という人は、フードプロセッサーがおすすめです。
混同しがちですが、ドリンクやスープ作りにはミキサー(ブレンダー)、食材のみじん切りにはフードプロセッサーと覚えるといいでしょう。
フードプロセッサーの種類は?
フードプロセッサーには一体どんな種類があるのか、代表的なものをいくつかご紹介します。
手動タイプのフードプロセッサー(チョッパー)
紐のついたハンドルを引っ張ることでカッターが回転する手動タイプのフードプロセッサーは、みじん切りチョッパーなどとも言われ、野菜のみじん切りのほか、材料をかき混ぜるのにも使えます。
紐を繰り返し引っ張るタイプが多く、包丁の扱いに慣れていないお子さんのお手伝いにも向いています。
電動・ハンディタイプのフードプロセッサー
ハンディタイプのフードプロセッサーは、先端のアタッチメントを付け替えることで、混ぜる、潰す、泡立てる、刻むなど、多用途に使えます。
手の延長のような感覚で潰し加減を微調整できたり、「混ぜる」「潰す」動作であればグラスや鍋の中でも行えるため、作業の自由度が高い調理アイテムです。
泡立て用のアタッチメントが付属されているタイプなら、ハンドミキサーの機能も賄えます。
似た呼び名でハンドブレンダーがありますが、「刻む」よりも「混ぜる」「潰す」に特化している製品が多いです。刻むための専用容器や泡立て用のアタッチメントが付属されているかどうかもチェックしましょう。
電動・据え置きタイプのフードプロセッサー
もっともポピュラーな据え置きタイプのフードプロセッサーは、大容量だとモーターの位置が下にあり安定感バツグン。一方で、スリムタイプはカップが下でモーター本体が上という構造のものが多いです。
完全にフタを閉めた状態でカッターを回すため、食材が飛び散りにくくて安心ですし、ボタンを押すだけなので手が疲れにくいのも嬉しいポイントです。
フードプロセッサーの選び方のポイントは?
ひと口にフードプロセッサーと言っても、機能やサイズ、形状などさまざまなタイプがあって迷ってしまいますよね。ここでは、電動・据え置きタイプのフードプロセッサーの選び方のポイントを科学する料理研究家・さわけん氏に解説していただきました。
ポイント1:容量で選ぶ
フードプロセッサーの容量は、入れられる食材の上限(g)が記載されているものもあれば、単純に容器の容量(ml)が記載されている場合もあります。「思っていたよりも入らなかった……」なんてことがないように、しっかりチェックしておきましょう。
キャベツを例に挙げると、お好み焼きや餃子のタネ作りにそれぞれ130g程度は使用します。かさばる食材を頻繁に調理するなら、大容量タイプが安心です。
ポイント2:容器の素材に注目
フードプロセッサーの容器の素材で代表的なものは、ガラス製とプラスチック製。さらに、両方の長所を兼ね備えたトライタン製などがあります。
・ガラス:耐久性に優れ、食材のにおいが移りにくく衛生的ですが、重たいのが玉にきず。容量の大きい機種を選ぶ際は要注意です。
・プラスチック:軽量で非力な人でも扱いやすいですが、傷が付きやすく、食材の色やにおいが移りやすいのが難点。
・トライタン(PCT-G、PCTG):PCT-Gは、Eastman社「Tritan TM」コポリエステル樹脂原料を使用した素材で、キッチン家電から医療機器まで幅広く使われています。耐久性・強靭性に優れ、なおかつ軽いという特徴をもちます。
ポイント3:カッター以外の付加機能にも注目!
▲wallfire「電子はかり&フードプロセッサー」の付属品
右から時計回りに、ヘラ、皮むきカッター(にんにく)、おろしカッター(大根、長芋、れんこん)、泡立てカッター(卵)
備え付けのカッター以外の部材が充実していると、幅広い用途に使えます。また、ヘラは容器から食材をかき出すのに便利です。
ポイント4:モードを選べるタイプなら仕上がりが自由自在
低速・高速などモーターの回転モードを選べるタイプなら、食材を狙った通りの粗さに仕上げやすいです。
ポイント5:場所を選ばず使えるポータブルタイプも便利
充電式のポータブルタイプなら、コンセントからの距離を気にせずに使えますし、BBQ場など電源の確保が難しい場所での食材の下ごしらえにも活躍します。
人気のフードプロセッサー15製品をテストして徹底比較!
今回は、Amazonや楽天市場などネット通販のおすすめ人気ランキングで上位だった人気15製品をピックアップ!
科学する料理研究家・さわけんさんと一緒にフードプロセッサーを使って食材をカットし、仕上がりや使い勝手を比較検証しました。
テスト1:カットの仕上がり[配点:60点(各15点)]
タマネギ、ニンジン、キャベツ、豚バラ肉をカットし、野菜片の大きさやお肉の仕上がりが均一になっているかどうかを評価しました。
タマネギ:みじん切り(5秒+5秒、計10秒間運転)
ニンジン:みじん切り(狙った大きさになるまで運転)
キャベツ:粗みじん(狙った大きさになるまで運転)
豚バラ肉:ミンチ(狙った大きさになるまで運転)
テスト2:使いやすさ[配点:15点]
セットや操作のしやすさを評価しました。
テスト3:手入れのしやすさ[配点:15点]
洗いやすさも見逃せないポイントです。部品の取り外しがスムーズか、隅々まで洗いやすい構造か、ニンジンの色移りの有無、豚肉の軸への絡まり具合などをチェックし、手入れのしやすさを総合的に評価しました。
テスト4:騒音[配点:10点]
動作音の大きさを専用機器で測定し、実測値と体感をもとにうるさくないか評価しました。
以上を踏まえて、さっそくフードプロセッサーのおすすめランキングへとまいりましょう!
フードプロセッサーのおすすめ1位は?
レコルト「カプセルカッター ボンヌ」
レコルト
カプセルカッター ボンヌ
実勢価格:7150円
調理容量:500ml(カップのMAXラインまで)
容器:トライタン樹脂
サイズ:約W12.4×D11.7×H23.4cm
重量:約1.1kg
消費電力:260W
機能:刻む、混ぜる、練る、潰す、砕く、おろす、泡立てる
付属品:おろしプレート、泡立てプレート、スパチュラ
▼テスト結果
- タマネギ: 14/15点
- ニンジン: 15/15点
- キャベツ: 13/15点
- 豚バラ肉: 12/15点
- 使いやすさ: 14/15点
- 手入れのしやすさ: 12/15点
- 騒音: 7/10点
- 合計: 87/100点
フードプロセッサーのおすすめランキング第1位に輝いたのは、レコルト「カプセルカッター ボンヌ」です。
傾斜のついている4枚刃のカッターが食材を攪拌しながら一気にカットし、仕上がるまでの速さと手間のかからなさはピカイチでした。
素早くみじん切りができる
タマネギ、ニンジン、キャベツともに全体的にムラなく素早くみじん切りができて優秀! 豚肉は、約8秒で細かいミンチ状になりました。
カバーの内側にパッキンがついているため、しっかりフタが容器にフィット。水分の多い食材を入れても、使用時に水分がこぼれません。
コンパクトで扱いやすい
手の小さい人でも持ちやすいサイズ感が魅力。コンパクトで軽いので、収納時にも使用時にも場所をとりません。
▼カッターを使用
▼(左)おろしプレートを使用 (右)泡立てプレートを使用
パナソニック「フードプロセッサー MK-K81-W」
パナソニック
フードプロセッサー MK-K81-W
実勢価格:13891円
調理容量:たまねぎ(スライス):50~300g、魚のすりみ:100~300g、ハンバーグのたね:500g
容器:ガラス
サイズ:約W15.4×D22.5×H21.2cm
重量:約2.8kg
消費電力:約120W
機能:刻む、混ぜる、擦る、おろす、粗くおろす、スライス・せん切り、パン生地練り
モード:低速・あらびき・高速
付属品:おろし・とろろカッター、鬼おろしカッター、スライス・せん切りカッター、パンの羽根、ヘラつきブラシ
▼テスト結果
- タマネギ: 15/15点
- ニンジン: 14/15点
- キャベツ: 14/15点
- 豚バラ肉: 15/15点
- 使いやすさ: 8/15点
- 手入れのしやすさ: 10/15点
- 騒音: 10/10点
- 合計: 86/100点
フードプロセッサーのおすすめランキング第2位は、パナソニック「フードプロセッサー MK-K81-W」です。
食材や仕上がりに合わせて選べるモードは、「低速」「あらびき」「高速」の3種類。とくにあらびきの仕上がりが優秀でした!
食材や仕上がりに合わせて選べる
付属のスライスカッターを使えば、このようにスライスニンジンも程よい薄さでカットできますし、キャベツの千切りも作れます!
静かさや機能性だけを見れば1位のレコルトを抜く優秀さで、フードプロセッサーを使って本格的な料理をしたいという人におすすめです。
山本電気「MICHIBA KITCHEN PRODUCT マスターカット MB-MM56SL」
山本電気
MICHIBA KITCHEN PRODUCT マスターカット MB-MM56SL
実勢価格:12800円
調理容量:500ml(タマネギ:50~300g、ニンジン:50~300g、牛肉・豚肉:100~300g)
容器:ステンレス
サイズ:約W21×D16×H25cm
重量:約3.1kg
消費電力:約140W
機能:刻む、混ぜる、擦る、砕く、泡立てる、こねる、おろす、ひく
付属品:グレーター(おろし)、スパチュラ、液体用パッキン
▼テスト結果
- タマネギ: 13/15点
- ニンジン: 14/15点
- キャベツ: 13/15点
- 豚バラ肉: 10/15点
- 使いやすさ: 13/15点
- 手入れのしやすさ: 13/15点
- 騒音: 10/10点
- 合計: 86/100点
フードプロセッサーのおすすめランキング同率2位は、和食料理人の道場六三郎氏監修の山本電気「MICHIBA KITCHEN PRODUCT マスターカット MB-MM56SL」です。
処理内容に合わせて7段階で調整できるスピードダイヤルがついています。説明書にも目安の処理時間が記載されているので、初心者でも迷うことなく使えます。
衛生的に使えるステンレス製
容器には、頑丈で衛生的なステンレスを採用。カッター軸の中央には大きめの貫通穴があいているので、隙間に入った食材もしっかり洗い流せます。
タマネギやキャベツといった水分の多い食材も、液状化することなく適度な粗さで均一にカットできました。
液体や氷にも使えるので、ジュースやスムージー、シャーベットなども作れます。
ほかの機種より秒数はかかりますが、仕上がりの満足度が高いです。粗さが選べるのはとてもいいですね!
【4位】タイガー魔法瓶「フードプロセッサー SKU-A100」
タイガー魔法瓶
フードプロセッサー SKU-A100
実勢価格:12498円
調理容量:タマネギ:300g、牛肉(ブロック):300g、豚肉(切り落とし):380g
容器:プラスチック
サイズ:約W21.2×D17.1×H27.4cm
重量:約3.2kg
消費電力:125/140W
機能:ミンチ、ペースト、おろし、生地、ホイップ
付属品:おろしカッター、カッターブラシ、ヘラつきブラシ
▼テスト結果
- タマネギ: 13/15点
- ニンジン: 11/15点
- キャベツ: 13/15点
- 豚バラ肉: 11/15点
- 使いやすさ: 10/15点
- 手入れのしやすさ: 13/15点
- 騒音: 10/10点
- 合計: 81/100点
おすすめのフードプロセッサー第4位は、タイガー魔法瓶「フードプロセッサー SKU-A100」です。
他の機種よりも回転がゆっくりですが、仕上がりはキレイ。動作音が静かなので、周囲を気にせず調理できます。
フタの中にチョッパーやカッターをしまえるので、見た目もスッキリ収納できます。
カット性能がそこそこ良く、とにかく静かなのがいいという人はコレ!
【5位】キッチンエイド「フードプロセッサー KFC0516ER」
キッチンエイド
フードプロセッサー KFC0516ER
実勢価格:13508円
最大容量:946ml
容器:プラスチック
サイズ:約W17.8×D15.7×H25.4cm
重量:約1.4kg
消費電力:240W
機能:スライス、みじん切り、撹拌、ピューレ、泡立て
付属品:多目的ブレード、泡立て器
▼テスト結果
- タマネギ: 8/15点
- ニンジン: 13/15点
- キャベツ: 14/15点
- 豚バラ肉: 14/15点
- 使いやすさ: 14/15点
- 手入れのしやすさ: 10/15点
- 騒音: 7/10点
- 合計: 80/100点
フードプロセッサーのおすすめランキング第5位は、スタンドミキサーで有名な家電メーカーキッチンエイドの「フードプロセッサー KFC0516ER」です。
回転数の調整はレバー式で、チョップ(粗みじん)~ミックス(攪拌)~ピューレまで変えられます。
キャベツはかき混ぜずに24秒でコールスローぐらいの粗さのみじん切りにできて優秀。豚バラ肉に関しては、少しだけ大きさにバラつきがあるものの、たったの3.99秒でミンチ状になりました。
電源コードが短めなので置く場所が限定されるかもしれませんが、回転がパワフルで仕上がりがキレイ。容器に高さがあるので、汁っぽい食材もこぼれにくいです。
【6位】フィリップス「マルチチョッパー HR2507/05」
フィリップス
マルチチョッパー HR2507/05
実勢価格:11241円
最大容量:1.1L
容器:プラスチック
サイズ:約W13.5×D13.5×H26.5cm
重量:約1.4kg
消費電力:500W
機能:刻む、混ぜる、ミンチ、砕く、など
食洗機対応
付属品:チョップドロップ用ブレード、フードプロセッサー用ブレード、フローズンフード・氷用ブレード
▼テスト結果
- タマネギ: 13/15点
- ニンジン: 13/15点
- キャベツ: 13/15点
- 豚バラ肉: 9/15点
- 使いやすさ: 11/15点
- 手入れのしやすさ: 13/15点
- 騒音: 7/10点
- 合計: 79/100点
おすすめのフードチョッパー第6位は、フィリップス「マルチチョッパー HR2507/05」です。
穴のあいたバスケットの上で食材をカットし、一定の大きさになったら穴から下に落ちる「チョップドロップ」システム。よそ見していても均一に仕上がります。
フードプロセッサー用ブレードを使って、約8秒でひき肉が完成しました。
低速回転の「チョップドロップ」モードでは、ムラなく均一の大きさにカットできました。
【7位】ラッセルホブス「4ブレード ミニチョッパー 7820JP」
ラッセルホブス
4ブレード ミニチョッパー 7820JP
実勢価格:8800円
調理容量:500ml
容器:ガラス
サイズ:約W18.5×D15.5×H22.0cm
重量:約1.7kg
消費電力:300W
機能:ミンチ、すり身、刻む、混ぜる、クリームディスクで簡単ホイップ
モード:LOW・HIGH
付属品:クリームディスク
▼テスト結果
- タマネギ: 3/15点
- ニンジン: 11/15点
- キャベツ: 11/15点
- 豚バラ肉: 15/15点
- 使いやすさ: 15/15点
- 手入れのしやすさ: 8/15点
- 騒音: 8/10点
- 合計: 71/100点
フードプロセッサーのおすすめランキング第7位は、ラッセルホブス「4ブレード ミニチョッパー 7820JP」です。
本体上部に「LOW(低速)」と「HIGH(高速)」2つのスイッチがあり、操作を感覚的に行えます。
タマネギは途中でかき混ぜる手間がある上にムラのある仕上がりでしたが、豚バラ肉の仕上がりは上々でした。
食感を残したい時には「LOW」、すりおろしたい時には「HIGH」と使いわけできます。
【8位】BelleLife「フードチョッパー BLF-B02U2」
BelleLife
フードチョッパー BLF-B02U2
実勢価格:4680円
最大容量:600ml
容器:ガラス
調理容量:ニンジン:100g、牛肉・豚肉:250g
サイズ:約W11.8×D11.8×H23.7cm
消費電力:200W
機能:刻む、混ぜる、練る、潰す、砕く
付属品:滑り止めパッド
▼テスト結果
- タマネギ: 7/15点
- ニンジン: 13/15点
- キャベツ: 8/15点
- 豚バラ肉: 11/15点
- 使いやすさ: 11/15点
- 手入れのしやすさ: 10/15点
- 騒音: 9/10点
- 合計: 69/100点
フードプロセッサーのおすすめランキング第8位は、BelleLife「フードチョッパー BLF-B02U2」です。
上のボタンを押すだけのシンプル設計。サイズもコンパクトなので、食材が偏ったら本体ごと振って下に落とすことも可能です。
刃の枚数は3枚と少なめで平行についているためか、攪拌力はあと一歩。水分の多いタマネギやキャベツは、上の層は粗く、下の層は液状化し、仕上がりにムラができました。
一方で、水分の少ない人参と豚ひき肉では、粒がかなり細かくなりましたが、素早く仕上がりました。
白い樹脂製のカッター軸にニンジンの色が移りましたが、ガラス製の容器は汚れがスッキリ取れました。
【9位】GROWNSY「フードプロセッサー」
GROWNSY
フードプロセッサー
実勢価格:4499円
最大容量:2L
容器:ガラス
サイズ:約W17.6×D17.6×H22cm
重量:約2.48kg
消費電力:300W
機能:刻む、潰す、混ぜる、練る、砕く、おろす
モード:1(低速)・2(高速)
▼テスト結果
- タマネギ: 12/15点
- ニンジン: 8/15点
- キャベツ: 10/15点
- 豚バラ肉: 15/15点
- 使いやすさ: 8/15点
- 手入れのしやすさ: 6/15点
- 騒音: 7/10点
- 合計: 66/100点
フードプロセッサーのおすすめランキング第9位は、GROWNSY「フードプロセッサー」です。
2Lの大容量は便利ですが、重さがネック。食材を取り出すときには、取っ手がないので容器を持つのが大変でした。
7位のラッセルホブスと同様、本体上部に「低速」と「高速」のボタンがついています。
キャベツは、1のモードで時折かき混ぜながらカットしましたが、大きさにムラが出ました。一方で、豚バラ肉のミンチはムラなく細かく仕上がりは優秀でした。
4枚の刃は上下で分解して洗えるようになっていますが、隙間に食材が入りやすいので、肉や魚を扱う際には要注意です。
【10位】GVDV「フードプロセッサー MC4425A」
GVDV
フードプロセッサー MC4425A
実勢価格:2480円
最大容量:500ml
容器:プラスチック
パッケージサイズ:約W15.6×D15.2×H27cm
パッケージ重量:約1.3kg
消費電力:300W
機能:刻む、潰す、泡立てる、砕く、練る、混ぜる
▼テスト結果
- タマネギ: 11/15点
- ニンジン: 13/15点
- キャベツ: 4/15点
- 豚バラ肉: 11/15点
- 使いやすさ: 10/15点
- 手入れのしやすさ: 9/15点
- 騒音: 7/10点
- 合計: 65/100点
フードプロセッサーのおすすめランキング第10位は、GVDV「フードプロセッサー MC4425A」です。
異なる斜め方向に向いて4枚のカッターが抜群の攪拌力を発揮し、4食材とも数秒でカットが完了しました。
ニンジンは、わずか5.64秒で細かく均一に仕上がりました。タマネギと豚バラ肉の仕上がりもまずまず。
一方で、キャベツに関してはパワフルさが仇となり、5秒回しただけで粒が細かくなりすぎました。大きな粒も残って、ムラになってしまいました。
プラスチック製の容器は幅広で、カッター軸を固定する金属棒も短くて洗いやすいですが、フタの裏の凸凹が邪魔でした。
操作がシンプルで使いやすいですが、狙った大きさにカットするのは難しいです。
【10位】テスコム「コードレスフードプロセッサー TKX500-K」
テスコム
コードレスフードプロセッサー TKX500-K
実勢価格:7988円
最大容量:300g(液体含む)
容器:ガラス
サイズ:約W18.8×D14.9×H22.7cm
重量:約1.7kg(収納時)
充電電源:AC 100-240V 50/60Hz
機能:刻む、混ぜる、おろす(粗目・細か目)、泡立て
付属品:電源アダプター、レシピブック、両面おろし刃、バター&ホイップ
▼テスト結果
- タマネギ: 3/15点
- ニンジン: 13/15点
- キャベツ: 5/15点
- 豚バラ肉: 14/15点
- 使いやすさ: 10/15点
- 手入れのしやすさ: 12/15点
- 騒音: 8/10点
- 合計: 65/100点
フードプロセッサーのおすすめランキング同率10位は、テスコム「コードレスフードプロセッサー TKX500-K」です。
充電式なので場所を選ばず使える点が魅力ですが、電源アダプターにつないだ状態では回せません。さらに、説明には2時間充電とありますが、充電に約6時間かかってしまいました。
大きなかたまりとおろし状の粒が混在し、タマネギのカットの仕上がりはイマイチ。豚バラ肉は7.58秒で細かい粒揃いのミンチに仕上がりました。
刃が2枚しかついておらず、下の位置にあるためか、タマネギとキャベツのカットの実力はイマイチでした。ニンジンのみじん切りと豚バラ肉のミンチは◎でした。
定格時間の関係上、卵の泡立て(メレンゲ作りや共立て)には使えないようです。
【12位】HadinEEon「フードプロセッサー X000UXQYON」
HadinEEon
フードプロセッサー X000UXQYON 改良モデル
実勢価格:4389円
最大容量:1L
容器:プラスチック
サイズ:約W14.3×D14.3×H25.5cm
重量:約1.03kg
消費電力:250W
機能:刻む、混ぜる、潰す、おろす
▼テスト結果
- タマネギ: 2/15点
- ニンジン: 10/15点
- キャベツ: 6/15点
- 豚バラ肉: 14/15点
- 使いやすさ: 6/15点
- 手入れのしやすさ: 14/15点
- 騒音: 7/10点
- 合計: 59/100点
フードプロセッサーのおすすめランキング第12位は、HadinEEon「フードプロセッサー X000UXQYON 改良モデル」です。
カットの仕上がりがキレイだったのは、ニンジンと豚バラミンチ。
刃は4枚で立体的な構造をしていますが、タマネギとキャベツのカットはうまくいきませんでした。動作音が100.07dBと結構うるさいので、深夜帯に使うのは厳しそうです。
説明書の日本語表記が微妙なため、使いやすさの評価を落としました。
【13位】OYUNKEY「充電式ポータブルフードプロセッサー FS01」
OYUNKEY
充電式ポータブルフードプロセッサー FS01
実勢価格:2599円
最大容量:250ml
容器:プラスチック
サイズ:約W7.5×D7.5×H12cm
発送重量:約372g
消費電力:3.7V/6A(22W)
電源:5V/1A
機能:みじん切り、ミンチ
付属:USB充電ケーブル(タイプB)
▼テスト結果
- タマネギ: 13/15点
- ニンジン: 11/15点
- キャベツ: 6/15点
- 豚バラ肉: 0/15点
- 使いやすさ: 10/15点
- 手入れのしやすさ: 10/15点
- 騒音: 8/10点
- 合計: 58/100点
フードプロセッサーのおすすめランキング第13位は、OYUNKEY「充電式ポータブルフードプロセッサー FS01」です。
タマネギ(80g)とニンジン(100g)は細かくムラなくカットできました。キャベツに関しては40g程度しか容器に入らず、4秒回しただけで細かくなりすぎました。
豚バラ肉はカッターに絡まってしまい、ほとんどミンチにできませんでした。肉を処理したい場合は、あらかじめ細かく切っておく必要がありそうです。
本体兼フタは防水設計ですが、USB充電ポートのカバーのはまりが甘いため、水が入らないように慎重に洗う必要があります。
プラスチック製の容器は洗いやすいですが、ニンジンをカットした後にピンク色に染まってしまいました。
野菜のカットの仕上がりは割とキレイですが、料理の仕込み用に使うには容量が少なすぎ! ドレッシング作りや薬味の処理にはちょうどいいサイズじゃないでしょうか。
【14位】Wallfire「電子はかり&フードプロセッサー CH-01A」
Wallfire
電子はかり&フードプロセッサー CH-01A
実勢価格:4559円
最大容量:600ml
容器:ガラス
調理容量:ニンジン:100g、豚肉・牛肉:220g
サイズ:約W11.8×D7.5×H22.5cm
発送重量:約1.59kg
定格出力:120W
電源:5V/1A
機能:刻む、擦る、混ぜる、泡立てる、おろす、皮むき(にんにく)
はかり計測:1.0kgまで
付属品:USBケーブル(タイプB)、ヘラ、皮むきカッター(にんにく)、おろしカッター(大根、長芋、れんこん)、泡立てカッター(卵)
▼テスト結果
- タマネギ: 3/15点
- ニンジン: 9/15点
- キャベツ: 4/15点
- 豚バラ肉: 14/15点
- 使いやすさ: 8/15点
- 手入れのしやすさ: 9/15点
- 騒音: 6/10点
- 合計: 53/100点
12位と13位に続き、フードプロセッサーのおすすめランキング第14位には、充電式のWallfire「電子はかり&フードプロセッサー CH-01A」がランクイン。
本体には、はかりの機能を搭載。g表記とml表記に切り替えられます。
タマネギのカットは、下部が液状になり、上部には大きめの粒が残り、かなりムラができてしまいました。ニンジンは粒の大きさにバラつきがあり、キャベツは細かくなりすぎました。
唯一評価が高かったのは、豚バラ肉。肉に粘り気が出てしまう機種が多いなか、粒が立ってキレイな粗挽きに仕上がりました。
平行についている4枚刃の能力がイマイチでした。容器がガラス製で汚れが落ちやすいのと、カッターの白い軸がニンジンをカットした後色移りしなかった点は○。
【15位】和平フレイズ「メリート フードチョッパー MM-9269」
和平フレイズ
メリート フードチョッパー MM-9269
実勢価格:2630円
最大容量:500ml
容器:AS樹脂
サイズ:約W10.5×D10.5×H20.7cm
発送重量:約820g
消費電力:120W
機能:刻む、擦る、混ぜる、泡立てる、おろす、皮むき(にんにく)
▼テスト結果
- タマネギ: 2/15点
- ニンジン: 9/15点
- キャベツ: 1/15点
- 豚バラ肉: 8/15点
- 使いやすさ: 3/15点
- 手入れのしやすさ: 14/15点
- 騒音: 6/10点
- 合計: 43/100点
フードプロセッサーのおすすめランキング第15位は、和平フレイズ「メリート フードチョッパー MM-9269」です。
上面のスイッチを軽く押すだけで操作は超簡単ですが、動作音が104.6dBとうるさいです。
短い平行刃が低い位置に2枚だけしかついておらず、食材の下の方ばかり切れてカットの仕上がりにムラが出ました。
比較的キレイにカットできたのはニンジンですが、かなり小粒な仕上がりに。
一方で、キャベツは1分間以上回しても大きな葉がうまく切れず、下側の葉だけがすりおろし状になりました。
食材の下の方がかなり細かくなるので、ミートソース用のニンジンをカットしたり、離乳食作りにはいいかもしれません。
フードプロセッサーの売れ筋ランキングもチェック!
フードプロセッサーのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
まとめ
以上、フードプロセッサーのおすすめランキング15選でした。タマネギやキャベツといった水分の多い食材はカットの仕上がりがイマイチな商品が多かったですが、上位商品はどの食材もムラなくキレイにカットできました。
ご自分の求める機能やちょうどいいサイズ感を吟味して、ぜひピッタリの一台を探してみてくださいね!
衛生面を重視するなら、ガラス製のほかにステンレス製もおすすめです。